「失われた街」模型復元プロジェクト・横浜展



9月7日、「失われた街」模型復元プロジェクト・横浜展
行ってきました。

地域にして22地域、1m四方の模型単位にして
67個分の模型により、東北の街や三陸海岸の集落が
再現され、3.11によって失われた、かけがえのない
日常があったことを伝えています。





去年の7月10日、私はアーティストの白井貴子さんの
被災地訪問の撮影をするため、東北に同行しました。

3.11の東日本大震災から、すでに4ヶ月経っていたにも
かかわらず、陸前高田、気仙沼の風景を、目の当たりに
した時のショックは、つたない文章では、とても伝え
られるものではありませんでした。


それから1年以上経ったこの日、「失われた街」模型復元プロジェクト・横浜展
トークショーが行われました。



ゲストには、一年間、気仙沼に生活しながら、震災地の報道を
続けられてきた龍崎孝さん(JNN三陸臨時前支局長)と
被災者の斎藤賢治さん、白井貴子さんが参加されました。



白井さんは、あの日からすでに十数回も、被災地を
訪問されていました。

被災者の方達に、少しでも元気になってもらおうと
陸前高田の一本松をテーマに、「松の花音頭」を作曲
イベントを企画、参加もしていたのです。



現地の子供達の歌声も入った「松の花音頭」は
今まさしく、その土地のお祭りで流れ、自然な形で
皆さんと共に、生きています。


あの日、あの衝撃を経験した自分は、この1年間
何をしてきただろう...


通り一遍の情報ではない、龍崎孝さんが現地で
生活したからこそ伝える事のできる、真実。

被災者の斎藤賢治さんの本音、白井さんの活動は
改めて、深く考えさせられました。


忘れないで欲しい。
忘れてはいけない。
だれにでも、いつか経験する可能性が
十分あるのですから。

あんな悲惨な死に方を、できる限り避けてもらいたいのです。


斎藤さんの、涙と共に、心の底から絞り出される言葉が
ジンジンと、しみ込みました。


| Photo | 12:00 AM | comments (0) | trackback (0) |
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