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2005年12月16日 Friday
赤い山
![]() アリゾナ州にあるフラッグスタッフ(Flagstaff)から州道179号を 南下していくと、乾燥したアメリカの砂漠の風景とはうって変わり、 背の高い針葉樹が生い茂る、山間に出る。 森林の隙間に大きな岩が見え隠れする、曲がりくねった山道を しばらく走ると、小川のせせらぎが、道に沿って流れる なんとも言えない、穏やかな美しい景色に変わっていく。 さらに車を走らせると、今度は突然、真っ赤な山々が現れ、 このドラマチックな景色に、私はおもわず感嘆の声をあげてしまった。 ここがセドナ。「ボルテックス」という磁気エネルギーにより癒され、 精神エネルギーを高める場所として、今とても脚光を浴びているエリアだ。 *Sedona,Arizon |
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2005年12月15日 Thursday
夫婦
![]() 女友達数人と、久しぶりに皆でおいしいランチと食べようと、 出かけることになった。 ワイワイと、話に花を咲かせながら歩いていた私達の中のひとりが、 突然「あっ、いいね、あの光景」とつぶやいた。 いつの間にか、私達の前を、老夫婦が手をつなぎながら、てくてく歩いていたのだ。 しかもご主人は奥さんの手提げ袋を持ってあげていた。 そこにいた友達は全員シングルで、「いいなー」「かわいいー」「いくつくらい なんだろうあの夫婦」「珍しいよね」などと口々に色々な感想をのべた。 シングル女性は(たぶん多くが)こういう光景に憧れるものだと思う。 正直、私もうらやましいと思いながら、その後ろ姿の写真を撮らせてもらった。 数日後、なにげなく写真を見返してはたと気がついた。 写真は正直だ。男性の背筋の伸び方、これは間違いなく、息子とそのおかあさんだ。 「なーんだ、そうだよなー、日本人でこの年齢になっても、堂々と手をつないで 歩く夫婦なんて、そうそういるもんじゃないもんなー」とひとりで納得してしまった。 証明はできないので、もちろん私の間違えということもありうる。そうだったら いいなとおもうけど、どう思います? *日本 |
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コメント一覧
Puppy | URL | 2005年12月16日 10:24 AM | hLBAwB/. |
なな号 | URL | 2005年12月18日 09:44 AM | p2REX81Y |
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2005年12月14日 Wednesday
アースシップ
![]() ここはアメリカのニューメキシコ州にあるタオス。 セージブッシュという低木の広がるの砂漠に、ぽつんぽつんとユニークなデザインの 「アースシップ」という家がたっているのが見える。 その名前の通り、大地に浮かぶ船のようで、どんなアーティストが建てた家なのかと、 とても興味ををそそる造形をしている。 実はこの「アースシップ」、マイケル・レイノルズという建築家が 28年以上前から、調査と研究を重ねて考え出した、究極のエコハウスなのだ。 派手に取り上げられるわけではないが、何年も前から全世界で注目を浴びている。 世界の人達の、エコ・ライフスタイルに関する、意識の高さの現れだと思う。 私も偉そうなことは言えないが、アースシップを訪れ、マイケル・レイノルズの 話と行動を直に見聞きした今、彼の目指すものはしっかり私の心に焼き付いた。 *Taos, New Mexico |
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2005年12月13日 Tuesday
タイムスリップ
![]() こういう景色はまだ日本でも見ることができるのだろうか? ここはタイの北部、ビルマ(ミャンマー)との国境にある町、「メーサイ」の町はずれだ。 レンタルバイクに乗り、何も考えず選んだ小道の先に、この景色が突然あらわれた瞬間、 私はまるでタイムスリップしたかのような錯覚におちいった。 幼い頃、田舎の親戚のところに遊びに行き、さんざん走り回った、 その家の裏にあった田園風景にそっくりだったからだ。 山間に陽が沈んで行く風景をながめ、しばし感慨にふけりながら、 こういう景色の中で実際に遊んだ経験のある自分は、かなりの幸せ者 なのではないかとぼんやり思った。 都会だけに暮らしていると、ぜったいに育たない感性があることを、 再び肌で感じた気がしたからだ。 *Thailand |
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コメント一覧
大母 | URL | 2005年12月14日 09:49 PM | Kn4Uaqh. |
なな号 | URL | 2006年01月05日 09:30 PM | p2REX81Y |
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2005年12月12日 Monday
ギリシアのねこ
![]() ギリシアの美しい景色と輝く太陽の中で、のびのび暮らすねこ達の 写真集を見たことがある。 そこに登場するねこ達はかわいいばかりでなく、一匹づつその キャラクターまで映し出されていて、なかなかすばらしい写真集だった。 私はもともとねこも犬も大好きなので、ギリシア行きが決まった時、 その写真集を思い出しながら、ねこの写真がたくさん撮れることを、 とても楽しみにしていた。 思っていた通り、ミコノス島の景色はすばらしかった。 しかし、ギリシアの冬は私の予想を超える寒さだった。出かけたのが、 まさに冬のまっただ中だったからだ。 寒いだけでなく、その時、小さなミコノス島はどこに行っても、すごい風が 吹き荒れ、時には体がよろけてしまうほどの突風も吹き、やっと見つけた ねこ達も寒そうに丸くなっていた。 気をとりなして、様子をうかがいながら、ゆっくりねこに近づいていくと、 彼はまったく逃げる気配もなく、まっすぐ私を見上げてくれた。 その顔はまるで「こんな寒いところで何してるの?」とでも言いたげで、 思わず苦笑してしまった。 *Greece |
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コメント一覧
大母 | URL | 2005年12月14日 09:45 PM | Kn4Uaqh. |
なな号 | URL | 2006年01月05日 09:29 PM | p2REX81Y |
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