生まれて初めて



なな号は、ボクシングが嫌いです。
知能の高い人間と言う動物が、なんでわざわざ殴り合いを
しなければならないのか。

野蛮で残酷過ぎると思います。

ボクシングに関して、基本、そういう考え方なので
この日、生まれて初めて、自分の意志でボクシング中継を見ました。

内藤大助の人柄に、好感と興味を持ったからです。
礼儀知らずで、生意気な亀田興毅に勝って欲しかった。

試合中継の間「あっ！」とか「わっ！」と、奇声をあげ、
ソファーから身を乗り出し、テレビから目を離さない
いつもと様子の違うなな号に、アメリは不信感を露にし
しっぽを下げ、遠巻きに見つめていたかと思うと
ソファーの下に、逃げ込んでしまいました。

そ、そんなー。

無惨に顔が変形し、敗北した内藤を見て、泣くなな号に
ジャイまで心配そうに、顔を見上げていましたし。
ははは....

しかし、試合が終わってみると、なな号の持っていた
「生意気なク○ガキ、亀田興毅」の印象は、
まるで変わっていました。

彼は、すばらしいプロボクサーだった。

その上、勝利したとたん、リングにばったり
うつぶせになって、泣きながらマットをたたき、
勝利の喜こびを露にしたのを見たからです。

あたり前だけど、本気で頑張ったんだよね。

好感さえ感じた、単純な、なな号です。

でも、本音は、内藤選手のあの顔は見たくなかった。
やっぱり、ボクシングって残酷だよ。
色んな意味でね。

私もこの一戦には高い関心を持って見ていました。
結果は予想に反したものに･･･
残念ですが、格闘技は勝った方が意見を言える世界。
普段生意気な亀田選手ですが、真っ向から勝負して勝ったのだから
少しぐらいの事は許されるかも知れません。

でも、勝ったから何でも言えると勘違いしていたら
彼のせっかくの再評価はまた覆ってしまうと思います。
力が全てという価値観は現代の日本人には馴染まないです･･･

私もボクシングは嫌いなスポーツです。
でも今回は内藤選手の人柄が気になり見たいと思いました。
でもやはり観ないで終わってしまい、なな号さんのこのブログで結果
を知りました。
そうだったのですか、今後の彼らの生き方が気になりだしました。

蒼硝子さんのおっしゃる通りだと思います。
今後の亀田選手の態度いかんで、どう人に評価されるかですね。

ダリエさん、内藤選手は、彼は35歳でしたっけ。たぶん引退すると思います。

それと、見ていなかったなら、私のブログで多少誤解されたかも
しれませんが、内藤選手は、亀田選手に一方的にボコボコにされて
顔が変形したのではありません。

ど素人の私が言うのはなんですが、試合自体は最終ラウンドまで
ほぼ互角だったのです。
内藤選手の顔のダメージは、戦い方によるリスクだったと思います。

私もボクシングは嫌いです。
でも、なんと!!視聴率43%です。
ボクシング人口もさることながら
日本人独特の判官贔屓もあり、内藤に勝ってほしい!!
人が多かったんでしょうね。
だいだい、今のこれだけ色々な娯楽のある時代に
43%は凄い。
紅白歌合戦並みよ。
この後の展開が私としては、ウザいなぁ。
亀田が生意気なことを言えば、また騒ぎになるし・・・

人は、無意識に作り物でない何かに、惹かれるんだと思う。
安いお笑い芸人を使った、安易なテレビ番組なんて、もうたくさんと
思っている人は多いですからね。

それと娯楽に溢れていると言っても、この不景気に、出かけて
出費する人達も減っているし、テレビは手軽な娯楽なんですよ。（実際、
海外旅行は、円高で安くなっても減少しているらしいし）

まぁ、改めてテレビはまだ捨てたもんじゃない。
コンテンツ次第とは思いましたよ。
いいものを作れば、数字はついてくるんだなぁ。
「坂の上の雲」よかつたもの。

「坂の上の雲」私も見ましたよ、ゲンちゃんママ 。NHK総合だと、
ボクシング中継とかぶるので、衛星で見て、その後ボクシングを見ました。
私にしては、珍しく計画的にテレビを見たなぁ。
「坂の上の雲」良かったですね。

ボクシングの試合後、亀田選手の親友朝青龍のコメント、
そして内藤選手の親友白鵬のコメントを朝の番組で見ました。
それぞれの親友関係がまったく二分された性格で、しかもコメント
の仕方も想像通りのものでした。

私も、見た！そうなの、想像通りでしたね、ダリエさん。

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