アメリカ　アリゾナ州の旅　（5）



これは、セドナにある「ベルロック」という岩山。
見たまんまの名前ですな！

「この岩山なら、途中まで簡単に登れますよ。
登山道には、山と同じ赤い岩を使った目印が、
所々に置いてありますから」と言われ、私達は、
何の躊躇もなく登り始めました。

しかし、ふと気がつくと、いつのまにか
その目印を見失い、立っているだけで、
「スニーカーが脱げそうなくらいの傾斜」
に私達はへばりついていました。

「やばい、絶対やばい....」
首からぶら下げたカメラは、背中に回さなければ
目の前に迫った岩で、ごりごり引きずってしまう状態でした。

「うっ〜、ここでは死ねん...」

私達は「死にかけのクモ」のように、岩の上を
ゆっくり這いずり、やっとの思いで息のつけるところに、
たどり着きました。



安全地帯まで来ると、余裕ができ「新聞記事に
ならなくて良かったね」などと、大笑いしながら、
写真を撮りました。

しかし、なんで目印を見失ったんだろう...。

おお〜、
だんだん調子が出てきましたね。
展開が面白くなってきました。

それで帰りは順調に降りれたのですか？
上りの必死だった様子が、目に浮かぶくらい文章がよく、ついでに写真も見たかったなどと、視聴者がお座敷でテレビを見ている気分でカキコしたら、なな号さんに悪いかな。
と思いながら、あっそのまま送信しちゃった。

けっして、受け狙いでもなんでもないんですよ。ほんとうに危なかったんですから。家に残した2匹の犬の事を思い、必死でした。ま、「危険度」は「犬を思うレベル」ってことですかね、「人間の家族レベル」ではなかったですからね。

私も、岩にへばりつく、なな号の写真、見たかったです。

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