皇后杯クオーターファイナル…アップセットと片づけるべきでない、トップリーグのクラブの0-4大惨敗。

昨日は皇后杯クオーターファイナル。ま、なんといっても大宮アルディージャVENTUSと日テレ・東京ヴェルディメニーナの一戦だよね。ネットでは「メニーナ」がトレンド入りしたそうだが、そんな喜んでられないほど試合内容は惨敗も惨敗も大惨敗。あまりに酷すぎるVENTUSのプレー、パフォーマンス。フットボールはアップセットが起こりやすい競技だが、そういう次元ではなかろう。
そもそもキックオフから10分くらいでメニーナが試合の主導権を握り始め、20分前あたりからはどっちが上位カテゴリーなのかわからない体。VENTUSはフットボールしてないし。
30分過ぎの先制点も、ズルズルとリトリート守備(←そういう意識であったすらも怪しい)の目の前でゴール隅にやや距離のあるショットを沈められたもの。
後半立ち上がりはさすがに反撃に出た感じだが、それでもわずか6分で追加点、さらに7分でもう1点。さらにもう1点追加して4失点。

コンディションとかモチベーションだとか、球際だの運動量だの、そんなのはとにかく全く無関係なレベル。
あと、VENTUSはバラバラ。トレーニングしてんのか、、、っていう体。
これがトップリーグ(WEリーグ)で戦っているチーム(クラブ)かというと、そもそもWEリーグの存在そのものが問題となる大問題じゃないのか。

ちなみにNHN-BSのハーフタイムのインタビューではVENTUSの監督は、ボールを持たれるのはわかっているので…という発言。
は??? プロが他クラブ下部組織のチームに対してボールを持たれるのは想定内とは、一体なんなんだ。

ま、メニーナの選手たちも細かい部分でなかなか魅せる、卓越してる。ボディフェイントでVENTUSの選手をサクッと交わしてみせたり、プレスバックしてきてスライディングで(ノーファウルで)相手の足元からボールをかっさらったり、随所になかなかに楽しませていただいた。つま先にボールを乗せて足首でクイッと浮かせてスペースに落とすプレーなんてのも随所に見られ、私なんか大昔よく使っていたんで、嬉しくなったりしたし(笑)
極めつけは後半の半ばあたり、最終ラインでパスカットしてドリブリングで持ち上がり、味方とワンツー、さらにもう1人とワンツー、、、というシーン。まるでベッケンバウアーのダブルパスじゃねぇか(笑)

さて、次戦のセミファイナルは1月5日、メニーナは、日テレ・東京ヴェルディベレーザを下したジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦。
メニーナには、勢いだとか快進撃とか言うより(日本のメディアはすぐそういう陳腐な表現で括ってしまう…)ジェフも倒して、是非ともファイナルへ進出して欲しいものだ。そして日本の女子フットボールの現状・現実に大きな問題を投げかけて欲しいところ。
それくらい、大宮アルディージャVENTUSの昨日のプレー・パフォーマンスは酷すぎる。即刻、下のカテゴリーに強制降格してもいいレベルだ。

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