チャンピオンズリーグ、マンチェスター・シティ優勝ならず。

昨日からかな、京都・亀岡のスタジアムのピッチが何かの「リレー」の跡がガッツリで、今日ここでJリーグの試合があるんだけど。
いや、これってフットボール・フリークだから文句を言うんではなくて、こういう所なんですよ、スポーツ文化・社会じゃない…って、、、前近代社会としか言い様がない。こんなこと、しないですよ、普通のスポーツ文化が醸成されていれば。
だからね、国際イベントなんか、そもそも開催するリテラシーが無いんだよ。ホントはね。
(1975年1月にバイエルン・ミュンヘンが来日した時、旧・国立競技場のビチャビチャのピッチでプレーさせられた後のベッケンバウアーのコメントを聞かせてやりたいよ)(←わかる人はわかる?? いや、わかる人、ゼッタイ居ないだろうなぁ。。。)

さて、日本時間早朝に行われたチャンピオンズリーグ(私はわざわざヨーロッパ・チャンピオンズリーグとは言わないんで…)ファイナル、マンチェスター・シティVSチェルシーは、今シーズンのイングランド・プレミアリーグをぶっちぎり独走で制覇したシティがさすがに悲願を成し遂げるだろうと思っていたが、ところがどっこい、チェルシーがシティの攻撃に蓋をし、ギリギリのところでもゴールを許さず、何度も鋭いカウンター攻撃でシティのゴールに迫り、予想外の勝利で優勝を遂げた。
グアルディオラ監督が表彰式で、準優勝のメダルを微笑みながら大事そうに受け取ったシーンが印象的。胸の内は悔しくてたまらないだろうに。これだけイングランドにイノベーションを起こしてね、チャンピオンズリーグだけはどうしても獲れないんだから。

もちろんボールポゼッションはシティが上回るんだが、チェルシーは5-2-3のブロックで、中央は当然締めて、さらにワイドにも蓋をして、中盤が「2」なので数的にどうかと思ったが、臨機応変に5-3-2の形にもなり、むしろシティの中盤の方がバランスと散らばりがどうか…という感すらあった。
それでもシティはキックオフからわずか7分程度で、ロングフィードで左サイドをスターリングが抜け出してゴールキーパーと1対1になるなど(その後も何度かロングフィードで突破口を開き)高度な打開策を見せる。
ただま、ボールを奪ってからの縦への速い仕掛け、何人もがスプリントするチェルシーのカウンターは鋭いし、決勝ゴールのシーンもそうだが、ボールを素早く動かして(時には大きな展開も交えて)シティのブロックのエアポケットを作り、突く、、、このあたりは(シーズン途中から就任した)トゥヘル監督の手腕か。

実はプレミアリーグの終盤でもこの対戦があり(チャンピオンズリーグ・ファイナルでの対戦が決まった直後)その時はチェルシーが勝ってるんだが、それでもこのファイナルはシティのものだろう(この日までの間にFAカップのファイナルもあり、チェルシーはレスターに敗れてカップ獲得を失敗しているし)と思ってたんだけどな。
とはいえ、番狂わせとは全然感じさせない、チェルシーの見事な戦いだったと思うし、スコアは「ウノゼロ」(1-0)だったが実に見どころの多い、90分を短く感じさせる濃密な試合だった。

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