チャンピオンズリーグ@アンフィールド…

昨日は10月のワールドカップ・アジア2次予選を戦うA代表と、ブラジル遠征を行うU-22代表メンバーの発表があったんだが、それよりも日本時間昨日早朝に行われたチャンピオンズリーグ、その中でもアンフィールドで行われたリヴァプールVSザルツブルクかな。

南野とザルツブルクがチャンピオンズリーグでどんな戦いを見せるか注目だが、第2戦はアンフィールドでディフェンディング・チャンピオンのリヴァプールとの対戦ということで大きな試金石。

ザルツブルクは4-4-2のフォーメーションで南野は右サイドハーフ。立ち上がりから、ぶっちゃけリヴァプールが中盤を制して早くも9分で先制。ザルツブルクはリヴァプールのボール回しに付いていけずで、左右サイドハーフも高い位置を取るもんだから、そこをサイドバックとのスペースを使われ放題。南野も守備の意識は高いんだが、ポジショニングがままならず、中盤底の2枚も右往左往で、さらに35分までに2失点。リヴァプールが3-0のリード。これだと大量失点もありそうな雰囲気も十分だったが(ザルツブルクのサポーターも呆然というか心配気…)フォーメーションを中盤ダイヤモンドの4-4-2に変え、南野が2トップの後ろの入る形に。
これでボールを運べるようになり、前への攻撃も出せるようになり、リヴァプールも早々に3ゴール奪ってペースが落ちたこともあって1ゴール返して前半終了。
南野はいいパフォーマンスだったが、後半に入るとますますパフォーマンスが上がり、フリーキックのクイックリスタートから左サイドからの大きなクロスを逆サイドの南野がダイレクトボレーで叩き込んで1点差に。国際的な大舞台であのような大きな展開からのダイレクトボレーでのゴールなんて日本人選手初…じゃないか??
さらに右サイド深い位置まで南野がボールを運び、ファン・ダイクの股を抜くグラウンダーのクロスからホーランドが同点ゴール。60分で3-3にした。
この後、クリアしようとしたボールを軽率に相手に渡してしまって4-3とされ、残りはまだ20分ほどあったが、ザルツブルクも勢いが落ち、同点には持ち込めずにタイムアップ。
ザルツブルクは奥川を途中起用で左サイドハーフに入れ、さらに若いアタッカーを2列め中央に入れて南野を右サイドハーフに動かし、これによって特に攻撃の厚みは出ず、むしろ迫力や推進力が減退したような印象。南野はリヴァプールの選手に囲まれても動じることなくゴリゴリとボールをキープし運び、間違いなくこの試合のザルツブルクの中心、攻撃の核だったと言えるだろう。ま、南野もかなりガス欠になていたようにも見えたが、それまでどおり中央に置いていた方が、よかったかもしれない。

いずれにしても、南野のパフォーマンスは素晴らしく、どうやらチーム最年長になってしまったようだが、いよいよオーストリアを脱出する時期になってきただろうか。チャンピオンズリーグでの活躍はそのままショーケース。この試合でのパフォーマンスは大きなインパクトを与え、高評価獲得になったんじゃないだろうか。
南野のゴールが決まった直後、リヴァプールのクロップ監督の苦虫を噛み潰したような表情、やりやがったな…的な笑みを浮かべた表情が印象的。

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