3年連続で赤字を出したJ1のクラブはJ2に降格?? 2013年、クラブライセンス制度導入

元日の読売新聞に、そんな見出しの記事が踊っていた。これは2013年のシーズンから導入する「クラブライセンス制度」の概要の一部なんだそうだ。

「クラブライセンス」の5つの審査項目のうち「財務・法務」に関して、緊急の選手補強などで発生する可能性のある単年度の赤字は容認するが3年連続は認めない…とか。記事では「財務でもフェアプレーを求めていく」とJリーグ関係者が話しているとしているが、本当にJリーグ関係者の言葉なのか?? 怪しいな。旧来メディアの好きそうな(使いそうな)言い回しだ。

しかし、これは本当に重要なことなのだろうか。もちろん赤字の出ないように健全経営を期待するのは当然だが、単純に3年連続赤字はNGっていうんじゃぁ、戦略的マネジメントが描けなくないか。ヨーロッパでも不健全経営のクラブは、仮に戦績がよくとも下部リーグへ強制降格させている。だから発想としては結構なのだが、しかし単純に3年連続赤字はダメっていうのでは、あまりに杓子定規すぎる。一時的な投資もできないし、これではクラブ自体を大きくすることもできなくならないか?? クラブ・スポンサーにとっても、魅力が乏しくならないだろうか。
ちなみにUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)の FFP(=Financial Fair Play)では、施設や育成年代の投資は支出に含まないらしい。だからもっと研究してくださいよ。

また、その読売新聞の記事では「Jリーグでは近年、大分、東京Vなどの経営危機が表面化…」とまたまたJリーグのイメージを悪くする書き方をしているが、もちろんそのとおりに経営危機(存続危機)だったのだが、ちゃんとJリーグが救済して存続しているでしょうが。書くんなら、書き逃げみたいなことしないでそこまで(そういう体制や財力もJリーグにはあることまで)書きなさいよ。

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