清武、ブンデス・デビュー戦&香川。

昨夜はニュルンベルクの清武のドイツ・ブンデスリーガでのデビュー戦、アウェイでのハンブルガーSV戦。

ハンブルガーもニュルンベルクも、ぶっちゃけどっちも現代的とは言えないフットボールだな。その中で清武は明らかに異彩を放っていたというか、1人だけ存在が違っていたようだ。まずトラップが見事。大柄な相手に寄せられても、一瞬交わしてトラップ。その後の美しいグラウンダーのパスも見事。残念なことに、1つ味方に預けてもらい直したいのに、そこがわかってないもんだから…あと、サイドの味方に渡すと、そこからゴリゴリ1人で突き進むばっかりなんで(それは両チームとも)古いですな、フットボールの内容が。コーナーキックを任されていて、そのいいボールからゴールを奪い、まんまとアウェイで勝点3ポイントをモノにした。試合終盤、逃げ切りを図るチームが選手交替の手を立て続けに打つが清武は下げず。期待の大きさが伺えるのではないか。これなら十分やれるだろう…っていうか、能力的にやれることはわかり切っているのだが、とにかくまた次の試合が楽しみ。
ドイツでは、フランクフルトに移籍した乾もスタメン出場で77分プレー、試合も勝ったようだし、こちらもよかった。

マンチェスター・ユナイテッドの香川は、先週のアウェイでの開幕戦と同様、3トップ下の中央で起用。しかも、ルーニーがベンチで、ファン・ペルシがトップに入ったのは驚いた。香川が70分あたりで下がる時に交替でピッチインしたのがルーニーなんだからなぁ(ヤングと香川を、ウェルベックとルーニーへの2枚替え)…そこでどういうフォーメーション・システムにするのかと思ったら、ルーニーがトップに入り、ファン・ペルシを香川の位置に入れてたね。
プレミア初ゴールも記録したのはおめでとう!! ごっつあんゴールでしたけどな。それでもホーム初戦でゴールを記録したのは大きい。
ただ、ユナイテッドの選手たちもホームということで、オレがオレが…って感じで、ファーガソン監督がやろうとしてるパスで崩して行くスタイルはほとんど無し?? 先週のアウェイでの試合の方が、ずっとその意図が見えたほど。ま、この試合ではこれまでのスタイルというかやり方を各人がゴリゴリやって行ったので、香川の本領発揮とは行かなかったし、チームのやり方を変革するには容易でないことをあらためて感じさせる内容だったというのはある。この試合でルーニーが負傷してしばらく出られないと思われるので、その間にどうチームづくりなり、変革、変容が進むのか、当然に香川がキーマンになるが、これまでのやり方が染み込んでいるスター選手たちとどう絡んで行くのか、非常に興味深いし、不安っちゅうっていえば不安もあるけど。でも楽しみ。

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