ヨーロッパリーグ、Round 16 … フランクフルトはホームの1stレグで痛い敗戦。

フランクフルトとスイスのFCバーゼルの対戦。バーゼルは言わずもがな、かつて中田浩二氏や柿谷がプレーしたクラブね。パンデミック状況の中、チャンピオンズリーグもヨーロッパリーグも今後の開催の行方が危ぶまれるが、無観客試合で行われたこの試合。フランクフルトは直近のブンデスリーガでの戦い方(アウェイで4失点で敗戦だったわけだが)と少し選手を入れ替えただけでほぼ同じ。4バックに長谷部がアンカー、4-1-4-1ないしは4-3-3のフォーメーション。

序盤からフランクフルトがボールを握り、攻め込んでいるように見えるが、バーゼルは4-4ないしは4-5のラインをしっかり敷いてスペースを与えず、なかなかシュートまで至らない。そうこうしていると、ゴール前でフリーキックを与え、これを見事に決められて失点。この時点ではポゼッション率65%とかだったんだが、まぁそんなもの。
ホームで逆転したいフランクフルトはますます前への意識が高くなるが、中盤センター2枚も積極的と言えば聞こえはよいが、相当高く行く意識が見られ、むしろ中盤の守備が危うい感じに。
後半立ち上がりから、フランクフルトは中盤センターを1枚削って2トップに。長谷部とローデの中盤底2枚で、4-4-2の形にしてきたと見えたが、時間が経過するにつれてローデがどんどん前へ行ってしまうので長谷部が1枚で中盤底をカバーするような感じになり(むしろ鎌田がローデよりも低い位置に入って守備をケアするようになったり)4-3-3みたいな形に見えたり、4-1-3-2のような形に見えたり。案の定、そのスペースを突かれて2失点め。
ここで長谷部を交替させ、ますます前線に人数をかけるようになった(まるで4トップみたいな…)フランクフルトだが、惜しいシーンも幾つかあったがゴールを奪えず、鎌田も交替。で、終了間際にさらに追加点を奪われてしまい、1stレグを(しかもホームでの試合を)0-3という大差で落とすこととなった。
鎌田も細かいミスや物足りなさを感じさせ、チームとしても直近のブンデスリーガでの0-4の敗戦を引きづったような(なぞったような)内容。
長谷部も気の利いたプレーも随所にあるものの、やはりさすがに中盤底はもうそろそろ厳しいんじゃないか。

…というわけで、ヨーロッパリーグもまだ2ndレグがあるし、ドイツカップも勝ち残っていて次はセミファイナルに挑むわけだが、フランクフルトはかなり難しいチーム状況になっている感は否めないようだ。

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