吉田麻也、セリエAデビュー戦。

サウサンプトンからサンプドリアに加入した吉田麻也が、先週末のヴェローナ戦でデビュー。もうちょっと早くサンプドリアでのプレーが見られるかと思っていたところではあるが、そういう意味でも楽しみにしておりましたよ。
4バックのセンターバック右でスタメン。相手のヴェローナは今シーズンここまで一桁順位に付けており、なかなかの好成績。そのヴェローナを相手に、序盤に2度ほど吉田の頭上を通過する速いクロスがあったりしてオッっと思いはしたが安定したプレーで、特に後半は相手のアタッカーを厳しく潰して勝利に貢献。
地元サポーターやメディアからの評価も上々の模様で、よかった。

地元サポーターのコメントを見てみると、ポジショニングやフィード、配給に対する評価が高いように見受けられたが、配給するボールの質がなかなかよく、それも受ける味方の処理しやすい脚の方に付けるなどのクオリティあるボールも印象に残った。
前半途中からサンプドリアの守備は(中盤右が最終ラインに加わる5バックみたいになる場面が何度もあり)特徴的な4バックシステムだな…と思ったりしてたんだが、試合後の吉田のコメントを見ると、(「右サイドに問題があったので」)3バック(5バック)にしてたそうで。なるほど。

先制を許したが試合終盤に逆転して3ポイント獲得したこの試合で、サンプドリアは降格圏脱出、、、とはいえ、とりあえず脱出しただけで、降格圏とはわずが勝点1ポイントなんで予断を許さない状況。
降格圏脱出に冬のウインドウで獲得したのが日本人センターバックかよ~って感じでサポーターから文句めいたものもあったらしいが、この試合のプレーで好印象になっただろう。
サンプドリアは次戦はアウェイでローマと対戦、その次は冨安の所属するボローニャと対戦という日程のようだが、試合延期になったのが残念。

ところで、サンプドリアへの移籍が決まった時、日本の一部メディアは「都落ち」などと形容してたりするのを目にしたが、だからさ、何をもってそういう表現を使うんですかね、、、っていうところ。
そりゃぁさ、現在世界最高峰リーグと自他ともに認める(?)イングランド・プレミアリーグから他国リーグへの移籍だから「都落ち」ってか。。。
はぁ~。相変わらずプアな算数っすなぁ。
イタリアでの細かい守備戦術の中でプレーすることは、ベテランの域に入っている吉田にとっても大きいと思いますよ。イタリアは守備プレーに対する正しい評価ができる国…って形容をした方もおられるが、イイ形容ですね。
イングランド・プレミアはですね、ごく最近私の頭の中で浮かぶのは海外メディアの英文表現を見たりしてて浮かんだ表現なんだが、「異質」って表現が適当なんじゃないかっていう気がする。

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