ナショナルチームのレベルにない…などという表現って。。。

私なんかは物心ついた頃からフットボールを見てきて、まぁウン十年(相当なウン十年)ってところだが、当時は当然インターネットなんて無いし、バッケージメディアも無いから、いわゆるサッカー雑誌を隈なく何度も読んだり、日本サッカー協会の機関誌を(実家がサッカースクールだったもんだから)読んだりして、まぁ様々なトラディッショナルなフットボール用語というかタームというか表現というか、そういうものを存分に目にしてるわけです。
その当時、海外のメディアが自国のナショナルチームの試合(代表戦ね)を論評してる記事(もちろん日本語訳されたものだが)も相当読んだが、その中で当時としても新鮮な、そして今でも(めったに使わないが)印象に残る表現というか形容が幾つかあって、その1つは <ナショナルチームのレベルにない> ってヤツなんですね。

一昨夜のテストマッチのピッチ上には、たいへん申し訳ないけど、その表現・形容が当てはまる選手が何人も居たんじゃないですかね。前線2枚は言うに及ばず。サイドバックもポジショニング、競り合い、そしていい状態・状況でのクロスでもあんなボールしか入れられない、、、なぁんてね。技術というよりセンスが限界なんじゃないかと思う。もちろん中盤センターも、、、こっちはポジティブな部分もあるものの総合的な技量とでも言っておこうか。
おっと、コーチングスタッフもか?? そういう選手を呼ぶ(セレクトする)方の問題も大きいんだが。
慢心があったんじゃないか…という意見もあるようだが、まぁそうかもね。だが、仮にそうであったとしても、あまりにクラスが低いし、対処も対応度も低い。

また、こういうケースにいつも書くことだが、こんなんでJリーグがディスられるのも我慢できない。Jリーグのレベルが高いとか低いとかいうことではなく、JリーグにはJリーグのよさがたくさんあり、それを国際試合、ナショナルチームの試合にフィットさせられない方に問題があるんじゃないかと思ったりしている。
一昨夜の試合はインターナショナルマッチ・ウイークの後半に組まれた試合であり、チームがキルギスから日本へ戻ってきてから合流した選手(すなわちJリーグでプレーする選手)がとても多かったとはいえ、相応に準備する期間はあったはずだし、その短期間で準備ができないでどうすんのかと。
選手個々の問題もあるかもしれないが、十分な準備をさせられなかったナショナルチーム・スタッフの問題が問われるべきではないのか。

まぁ当然、ここは日本なんで監督交代論(再考論)なんて話は出てこないが(もっとも、いくら力が劣る相手との対戦ばかりとはいえ、肝心のワールドカップ予選でここまで全勝の監督を解任するのは理屈が通らないし…)来月には東アジア各国との3試合を戦うE-1選手権がある。さて、そこでどういう試合を見せるのやら。
もっと言えば、来年1月にはU-23アジア選手権もある。ピッチの上だけでなく、全然違う方面からの理屈(圧力??)で監督を替える日本およびJFAだけに、さてさてどうなりますか。

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