前の試合よりよかったって?? そりゃそうだが、でもそれだけ…

昨夜のウクライナ戦、勝った負けたはまぁいいんだが、そりゃ確かに先のマリ戦よりはマシだったよ。選手たちの集中度も感じられたし気迫も感じたし。だけど、それだけじゃないか。あるいは、だから何だってんだ。そんななのにタイトルのようなコメントを出されてもなぁ…

この試合でもそうなんだが、日本チームの立ち上がりの攻撃は悪くなくて、相手も崩されそうになるんだが、いかんせんそこでゴールが生まれないばかりかシュートも飛ばないから。で、その時間帯は10分。これって毎度そう。
柴崎のフリーキックからこの試合の日本の唯一のゴールが生まれたが、リアルに(今回呼ばれていないが)井手口や原口にセットプレーを蹴らせているより、柴崎のキックはずっと可能性があるわな。ただ、柴崎ももっとフィニッシュを狙ってくれないといけないし、中盤守備でも相手ボールによくアプローチしてたが(その点はむしろ山口蛍よりも印象がよいくらい)なんにしてもスーパーなパフォーマンスを毎試合してくれないことにはチームを救うことには繋がらない。それくらいの現状、状態。それは(現在ケガで離脱中だが)キック精度の高い清武にしてもそう。この試合でも奮闘ぶりは見られた原口にしてもそう。言い換えれば、そういうこと頼み…
4-3-3(中盤底2枚の4-2-3-1と見てもいいんだが)フォーメーションって言ったって、両ウイングとも最終ラインまで下がってディフェンスに奮闘を強いるんじゃぁ、そりゃ攻撃もままならんですよ。中盤でボールをおさめたりキープしたり展開できる、イマジネーションある選手、鋭いプレーをする選手が居ないし(デュエル、デュエルでそういう選手を選んでないし、長谷部たちが懸命にボールを散らしてはいるが、どう見てもプレイメイクに至るレベルにない…)なぁ。。。
最終ラインも脆弱すぎるが、バイタルの守備の人数が明らかに足りてなく、4-3-3(4-2-3-1)じゃ無理なんじゃないか。最終ラインを3枚にして、3-5-2(あるいは3-5-1-1)というか、5バックと言ってもいいんだが、そうする方がよいんじゃないか。
ハリルホジッチは何も変えないんだろうね。もはや頑なといってよいレベル。日本サッカー協会の強化担当も何やってんだか。

話が(たとえが)逸脱するが、ごく最近録画していたCSの「ワールドプロレスリング・クラシック」をちょうど見たんだが、1977年(昭和52年)のアントニオ猪木とチャック・ウエップナーの異種格闘技戦をやっていて、チャック・ウエップナーはご存じのとおり(ご存じないよな…)ボクサーなんだが、ポーランド系で手足も長く、しかもクネクネと柔らかい。身体の軸も(もちろんイイ意味で)ゆるんでいる。猪木がタックルしてもホールドしても、クネクネと手足を猪木に巻きつけて容易にテイクダウンさせなかったりコントロールさせなかったり。なかなかに苦労しておりました。
何が言いたいかというと、玉際やボディコンタクトでの強さ、デュエルだとか、ザッケローニ監督の時にはインテンシティ(プレー強度)なんていう言葉も強調されたが、単に強さ(強度)だけに目をやっててもヨーロッパの選手にも南米の選手にもアフリカの選手にも勝てませんよ、ってこと。リーチも長いし、柔らかい(ねちっこい)んだから。その柔らかい(ねちっこい)って部分をスルーしすぎだろう。
身体の柔らかさは日本人の方が上なんじゃないかと思う人もいるだろうが、そういう柔軟運動における(パタンっていうような、グワーンっていうような)柔らかさじゃないんだよね。わかるかな。わかる人にはわかるんだけど。私が話をするとわかってもらえてるんだが、、、私の話がうまいからかね(爆笑)そういうのがわかる人が普通に増えないと(普通にならないと)話は深まらないというか進まないんだよなぁ。単細胞にデュエル、デュエル、当たりの強さ、っていつまでも言ってるだけじゃ。

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