集団競技っていうと、集団にしか目が行かないからなぁ…

今日は台風接近中ということで2試合が前倒しで行われるなど、観戦するこちらもちょっとドタバタ。鹿島スタジアムは当初予定どおりのキックオフだったが、大丈夫なんだろうか。
本日のタイトルだが、先日の日本テレビのA代表テストマッチの中継を見ていて、もちろん(特に日テレの中継だから)相変わらず面白くもない実況という感想が多発しているんだが、そのテストマッチの前夜(深夜)には「サッカーアース」なんていうフットボール番組も(今回の日テレ中継での2戦に合わせて)やっておって、その中で個人プレーや対人戦術をいろいろ紹介・解説していたんで、それとの絡みでタイトルのようなことを思いついた次第。

日本人って、集団競技っていうと、集団の動きにしか目が行かないっていうか、語れないでしょ。すぐ組織のハナシにしてしまう。そりゃ組織プレー、組織戦術もあるんだが、もちろん相当ディープに存在するんだが、フットボールは特に、組織と個という両面が鋭く存在しており、組織プレー、集団での動きだけじゃ全然話にならんわけですよ。
しばしば日本のメディアで出てくる個の能力っていうのとも、ここで言ってることはちょっと違う。あれは個でフィニッシュするとか、個で相手を止めるとか、そういう単純に目に見える部分のことだろ。例えば「サッカーアース」で取り上げてたのは、そんなあまりに単純な(言ってしまえば、どっちが勝ったか…的な)部分じゃなくて、高度に個人スキル、個人戦術的なプレー。いわば玄人の目線っていうか。試合中継でも、折角そういう目線の話をもっと盛り込めないかねぇ。アナウンサーのスキルや能力が足りなさすぎるか?? それでも同じ局でそういう番組(の中での取り上げ内容)があったのに、試合実況アナウンサーは見てないんかね、、、見てないだろうな、そんな深夜番組なんか…ってなもんだろう、どうせ。

日本人って、個の勝負みたいなものが好きなようなんで、、、好きというか、単純にわかりやすいものに食いつくんだろ…(そういうことだから、いつまで経っても、、、とは思うが、ここではそれにさらに突っ込まないことにするが…)フットボールの取り扱いにおいても、もっと個の勝負にフォーカスしたらどうなんだ。
毎度仕込む、つまらんライバルストーリーじゃないぞ。個人の単なる数字のことじゃないぞ。マッチアップする、あるいはマーカーとの個の戦いの部分。
もっとも簡単な数字でしか事をはかれない(思考できない)向きが大部分なんで、簡単な数字でなく語れるようには、せめてならんとなぁ。。。
個の戦いも制して、チームの戦いも制する、、、海外ではフットボールの戦いに挑むチームのことにしばしば「スカッド」(squad)という表現が使われるが、その表現にはまさに個の戦いと集団の戦いの両面の意がこめられているような感を、今さらながらにもったりする。

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