引き出しが多い??? かどうかは、なんとも言えませんがな。

アジアカップを戦った森保監督に関するJFA会長のコメント。引き出しが多いって??? そりゃあまりに能天気な…って感じですかね、我々からすると。
ま、(グループステージは)ターンオーバーさせながら、コンディションのバラツキや寄せ集めの難しいところを(内容は悪くても)3連勝したんだから、引き出しや対応力が無いとは言えまい。多くの人は、Jリーグでの采配ぶりを振り返ってネガティブだが(その点では、メディアよりも観戦者たちの方が目も思考力もはるかに上だろうな…)そこまで悪い評価ができるものでもあるまい。
だが、ファイナルではカタールに中盤で後手に回って、それに対する修正や、もっといえば事前の対策があったように見えなかったのも事実。

大会後、乾あたりがカタールの3バックに日本の2トップがプレスをかけに行って、それでは…とか、中盤底が釣り出されてバイタルを空けてしまった…とか、分析的なコメントが伝わってくるが、そのとおりですね。で、ピッチ上での選手たちでの対応にも限界があると。そうりゃそうだわな。
ハーフタイムに修正して後半は対処できていたというが、もちろん修正もしたろうが、カタールの方が前半で期待以上の2点のアヘッドを奪えたんで、後半は2トップが開いて無理をしない攻撃シフトだったこもあるんじゃないか。
また、メディアでもカタールが日本対策万全で3バック(5-3-2)で来た…などと言ってるが、セミファイナルもクオーターファイナルも、もっと言えばグループリーグ第2戦も3バックだったぞ。

サウジアラビア戦も、相手が3バックで、なにも単純にフォーメーションとの相性でもってモノを考えるわけではないが、旧式な3バックのシステムではなく、現代型の3バックシステムだった時にどうできるのかについては見えないまま。
とはいえ、今大会で完成形に持っていく必要はまったく無いわけで、もしかしたら、現有戦力・メンバーでも対応力を見ていた(見ようとしてた)のかもしれないが、その辺、もうちょっと知りたいところだ。
関連して、結構多くの人がカードの切り方(選手交代)が遅いと言ってるんだが、そこにもいろいろ事情があるだろうし、そういう掘り下げ、掘り下げをメディアにはして欲しいもの。

ま、ファイナルで(準備万端の)カタールに完敗したのは事実ではあるが、召集できるメンバーも著しく制約があった上に、ケガで何人も離脱した中で、私としてはノルマと考えていたベスト4はクリアし、ベスト4(セミファイナル)でイランとガチ勝負ができ、しかもそれに快勝したことで、幾らなんでも悪い評価はしないもんじゃないか。
もっとも、イランとは、イランの4-4-2フォーメーションに対する戦いがハマったと言ってもよく、前述ように現代風3バックシステムへの対応、攻略は、今後拝見していかなくてはならない、、、ってところかね。

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