トゥーロン国際、3戦めは勝ち切れず…

グループリーグ第3戦めの相手はカナダ。トルコ、ポルトガル、カナダと来れば一番ネーム的には劣る感があるわけだが、実は2戦消化時点でグループ首位なのがカナダ。日本はこのカナダ戦に勝って、セミファイナルへの出場権(勝ち上がり)をめざしたい…そんな一戦。

カナダは4-3-3あるいは、3トップの中央が少し落ちた位置にポジションを取る4-3-1-2にも見え、興味深いのは中盤の3枚がフラットであること。ただ、最後方からのビルドアップ時には中盤センターがセンターバックの間に入るという、そこら辺はモダンなシステム。
ま、この日本戦でそれまでと変えてきたらしいので、その前の2戦はどうったのかは知らん。ただ、日本の3-4-2-1の中盤底の2枚にはマンマーク的に付き、ウイングバックには速いプレスで前を向かせず、あるいは足もとに入ったところをガツンとかっさらい、その辺のコンセプトはしっかりしていた??? というか、日本のシステムがわかりやすいんじゃないか。んで、まさにウイングバックに入ったところを後方からガツンとやられてカウンターで失点。
日本チームは、リズム、テンポ、スピードが上がらず、ゾーンの守備ができてるわけでもない(4-3のラインを敷いてはいるが)システム的に見るべきものがあるわけでもないカナダに対して、あまりイイところ無し。それでも前半の半ば過ぎあたりから、日本の中盤底が積極的に前へ押し上げてプレスに行くようになってから段々ペースを取り返し、後半はカナダがガス欠になったのか、日本のプレスやトランジションとハードワークの前に何にもできなくなったのか、日本がイイ攻めを見せるようになる。こういう風にガシガシ来られなけりゃぁ、日本の技巧やコンビネーションが生きるってもの。同点ゴールは、実に見事なスライカーらしい個人技で相手ディフェンダー3人を振り回してのゴールだったが、その後も残り20分ほどは多彩な攻めで攻めまくったもののゴールは奪えず、ドローに終わった。惜しいシュートも幾つもあったんだけどね。
相変わらずクロスのクオリティが低いわなぁ。。。

この試合の後半のようなパフォーマンスを立ち上がりからできれば、、、もちろん相手のあることだが、相手の出方やクオリティによって単純に封じられたりペースを掴めないようなことなく…あるいは、相手の出方やクオリティに対抗しながらも(せめぎあいながらも)自分たちのパフォーマンスを段々と出して行ければ、、、それこそが自分たちにフットボールの体現だと思うわけだが…そうして(そうやって)日本のフットボールが展開できるんじゃないかね。オール・オア・ナッシング、、、みたいなことじゃなくてね。

ま、残念なことにこれでグループリーグは3位となってしまい、次は「7位決定戦」で6月7日(木曜日)にトーゴと対戦することになった。NHK-BSは放送しないようですな。

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