15分ほど楽しませていただいた、4-1-4-1システム。

ちょっと古い話になるが、昨年12月18日に行われたインカレ(全日本大学サッカー選手権)ファイナルのこと。ご存じの方もおられるように、思わぬ大差で筑波大学が日本体育大学を下して優勝したんだが、この試合の日本体育大学は、この大会で初めて4-1-4-1のフォーメーションで臨み、これが序盤は結構ハマってたんだよね、実は。中盤でボールを奪い、決定的なゴールチャンスも幾つかあって、それが決まらずに20分過ぎに先制を許して、後は…っていう大雑把な流れ。先日の高校サッカーのファイナルに展開がちょっと似てるか??

日本体育大学はチームのキープレイヤーがサスペンションで、それもあって4-1-4-1システムで勝負を賭けたんですかね。その辺の事情は詳しくはわからないんだが、確かに15分くらいは筑波大学のビルドアップとパスワークを封じて、惜しいシーンもつくり出していた。ただ、15分くらいしか続かないのも、日本のチームにはおくありがちなことで。この時間帯にゴールを奪えなかったことが誤算だったか。
あと、そこはやはりコナレていない4-1-4-1システム故か、中盤の人数が多くて非常にコンパクトになるからボール奪取はできるものの、段々と2列めの「4」のラインが崩れてきて、攻撃時には両サイドバックが高い位置を取りアンカーが下がって3バックの形になるのが近年の4-1-4-1システムの流儀だと思うが、そこまでの熟練というかシステムは機能してなかった、、、というところも見え隠れ。だから、相手が中盤プレスをかいくぐって展開すると(20分前後頃からだったと思うが)今度は一転してピンチを迎えるようになり…それが先制ゴールを許す結果につながったと。そんな風に見えた次第。
ただ、15分ほどではあったが、4-1-4-1システムの本領みたいなものは見させてもらった。そんなインカレのファイナルでしたと。

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