ただなぁ、これでイイのか。

プノンペンの空港に着いた時に500人だか何百人だかの地元民が出迎え(?)したそうだし、日本チームはアジアで最高のスター軍団だそうで、そういう相手をホームに迎えて、やってやろう…っていうことにはなりますわな。よもや勝てないまでも、ドローもほとんど不可能であっても。まんまと、そういう試合だった昨夜のワールドカップ・アジア2次予選。

人工芝のピッチも酷いし、ボールもAFC(アジアサッカー連盟)公式球じゃないことが着いてからわかったり、、、そんなのは言い訳にならない…などと言う向きがきっと多いだろうが、言い訳じゃなく、それは大問題ですよ。どっかのナンかみたいに、何気にボールは日本が普段使ってるボールを使ってることなんてメディアは言やあしないっていう、、、だからそれってスポーツじゃないし国際競技じゃないんだよ。。。っていう辺りは放置しておいて、話を進めましょう(笑)

中盤底の2枚、山口蛍と遠藤航が酷いという指摘は多いが(結局いつもと同じフォーメーションだったし…フォーメーションの問題ではないにしても…)それはそうだ。後半頭から遠藤航に替えて柏木を起用したら、途端にボールが回るしフィードも通るようになったという。柏木はうまく位置取りをして、深さというか奥行をつくってましたね。なんだか柏木の株が随分上昇してるが、あれくらいはJリーグの選手で十分やりますよ、柏木じゃなくても。山口蛍がそういうのが全然できなかったのが意外というか想定内というか、山口も遠藤も守備の選手だから…などという声が多い感じだが、元々山口はもう1列前の選手ですよ。守備でもボールを奪うところはイイんだが、どうもなぁ。そもそも前半、山口はどこに居たんだ?? 遠藤航は、むしろアンカーに居るように指示されてたのかもしれないが、位置取りはそんなに問題ではなかったと思うが、そこからもうちょっとプレーメイクできるだろう。でも、柏木と交替させられるのは山口蛍の方じゃね??って思ったけどな。
ま、そういうわけで中盤底からのコントロールというかゲームメイク(プレーメイク)に問題があったことは事実だが、序盤に原口がゴール正面でショットを相手ディフェンダーにぶつけたのはいかんよ。あれで試合は決まってんだよ。何をしてんのかね。前半終了近くにも、右からのファーを狙った香川のクロスに左サイドバックの藤春がフリーで合わせながらニアのポストにぶつけるし。何をやってんだね。
あと、最終ラインも危なっかしいというか、槙野はすぐに手が出るからダメっしょ。レフェリーによってはどんどんファウル取られますよ、昨夜のように。
吉田麻也は、アンカーの位置で使ったらどうなんですかね。最終ラインのセンターバックは、若者を仕込みましょうよ。吉田麻也、足遅いし。オリンピックが終わってから、になるんですかね。

あと、相手選手がフィジカル的に脆弱なんで、ちょっとした接触でも倒れて、こっちのファウルを取られてしまうというのは、レフェリーのレベルの面もあるんだが、こういうクラスの異なる相手と試合をするとしばしば見られること。ファウルじゃないんだけどな。そういう不利な点も出てきてしまう。
しかし、後半立ち上がりにPKを奪取して岡崎が蹴ろうとした時のスタジアムの雰囲気は物凄かった。あなた、アウェイの5万人が一斉に立ち上がってプレッシャーかけたら、そりゃ蹴りにくかろうって。でも決めなきゃだめだけどな。

2点めがなかなか奪えず、試合進行が早かったシンガポールVSシリアの経過を見たら、シリアが前半に先制したもののそのままで進み、89分にPKで追いつかれとるじゃないっすか。ま、その後すぐに突き放して勝ったようだが、だからそういうことが起きうるわけだよ。特にこの試合のように、なんだかこっちのファウルばっかり取られたり、PK判定があった展開で、、、、しかもその後、こっちの方がより明確なPKだろうっていう場面があったのに2つめのPKは与えてくれず、、、という流れの中ではレフェリーも、PKでよかったかな…的な心理状態になるわけで、そうなるとどっちにPKを与えやすくなるかはわからんからね。そういう意味でも実に危険なアウェイ戦、アウェイでのワールドカップ予選なわけで。日本人には、わかりかけてきたと思ってたんだが、わかる人は当然劇的に増えたはいるのはわかるが、一部の声の大きい人たちはわかろうとしないというか、わかることができる体質にないというか、認めたくないのか、いずれにしても、そういう日本のスポーツ観戦風土、日本の風土ですかね。

ただなぁ、フル代表のチームづくり、強化、これでイイのか。どう考えてんだ、霜田技術委員長。

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