ヤバいかも、U-19。

日本時間昨夜のブンデスリーガでは、シャルケの内田篤人がドイツ移籍初ゴルを決めた。そろそろゴールを、などとブツクサ言っておった側としては嬉しいが、試合の方は敗戦。内田もちょっとマズイ守備があったりした。セリエではインテルがアウェイで、ユベントスの無敗記録をストップ。長友のカウンターからのアシスト、よかったじゃん。

長友はそれ以外でも終始攻撃に積極的に参加して、結構目立っていたし、最後のアシストの前にも左サイドを突破して(相手を交わして)強烈なシュートという場面もあった。ゴールキーパーの正面だったんだが、ああいうシュートへ持ち込めるようにはなったんで、素直にインステップで打つんじゃなくて少しアウトにかけるとか、トッププレーヤーはみんなアウトにかかっているし、そういうショットになればゴールも増えるんじゃないか。で、その長友のラストパスにしても、短い距離でもビシッと速い強いボールを出す。これがJリーグではない部分というか、丁寧に出すことを大事にし過ぎてパススピードの速さというものが足らないよな。ショートパスのパス回しを得意とする日本人だが、パススピードをもっと上げたい。もっとも、単にキックやパスの強さだけでなく、動き出しのタイミングや角度がシンクロしていないといけないし、パスミスが生じたり相手にカットされた瞬間の守備ができてこそ、のことなんだが。例えばバルセロナの試合を見ていると、特にボールを奪われた失った瞬間、何人もの選手が連動して奪い返す、攻撃に行かせない、というあたりが徹底している。そういう部分がないと、単に強いボールを蹴るとかいう話にはならないんだが。

昨日のナビスコカップ・ファイナルは、見どころも多々あったんだが、ファイナルらしいと言えばらしいが、ぶっちゃけスペクタクルさには欠ける内容ではあった。それは両チームの戦い方にも大きな要因があったろうが、それを批判するほどのことでもないので。ザッケローニが観戦していたが、柴崎はもう代表に呼んでもいいんじゃないだろうか…どういう印象を持っただろう? そういうことを取材に行けよ、メディア…って感じだ。高橋秀人と柴崎が代表チームの中盤底を支えることになるのか・・・高橋秀人については、ザッケローニはもしかしたらセンターバックも考えているのかもしれないが。ここに、ケガがなければ米本もいるはずなんだが…米本はどう映ってるんだろう。
懸念されていたU-19だが、初戦で0-2の敗戦という悪いスタートとなった。グループリーグで0-2というのは非常によくないが、そのリザルトよりも内容。パス回しで相手ゴールへ迫ろうとしているのはわかるが、あれじゃぁ崩せないしゴールも奪えないだろう。挙句の果ては中盤の守備がスカスカというかガラガラというか、試合開始直後に失点してしまってペースが乱れたのかもしれないが、どういうチームづくりをしてきたのか疑問。先日のU-16も細かいパス回しで戦っていたが、それは日本人の特長ではあるのでそこを生かそう(活かそう、伸ばそう)という方針なのかもしれないが、それはいいんだが、ほんと細かいパス回しで終始していることが多いのは、どっか間違ってないか。安易に比較するのは間違いだが、「ヤングなでしこ」(U-20女子)だって細かいパス回しだったが、それでもシュートやフィニッシュへの意識が高かったしトライもあったし、シュートのセンスやシュート能力があったと思われるわけで…そうしてみると、細かいパス回しの戦い方においても幾つか必要な(不可欠な)ピースがあると思うんだが、そこが欠落してないか。どう考えてんだよ、日本サッカー協会??
U-19については、あと2戦あるので2位通過狙いでも、とにかくそれを目指すしかない…ちょっと望み薄っぽいな。これでU-20ワールドカップへの出場権を逃すと、3大会連続で逃すことになる。U-20ワールドカップやU-17ワールドカップは2年おきに開催されているので、3大会連続で出場できないとなると、前回出場から数えて8年間ということになるな。それ以前はU-17(U-16)の方が出場できなくてU-20は連続出場できていたのだが、ここのところすっかり逆転現象になってしまっている。当時はU-16世代のところが日本の社会構造上、中学→高校というところで難しい部分があるとの論評だったが、むしろ今はU-19とかU-18世代の育成・強化にイノベーションが必要になっているということなのか、考えなくてはならない。

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