こんな内容じゃしょうがないんで勝て!!って言ってたら…

日本ごとき相手のテストマッチでサンドニが結構埋まるもんだなぁ…とか。相変わらずサンドニのピッチは酷いなぁ…などと思いながら観てたフランス戦。。。

誰から見ても特に前半のデキは酷いもんで、フランスの速い動きとパス回しにボールの奪いどころ、プレスのかけ方が一向に見いだせず、それでも以前の日本チームなら早晩決壊してしまったと思うがそこを我慢強く切り抜け、スコアレスで時間が進んで行く中で後半の半ばに私が呟いた言葉。こんな内容とデキじゃぁ本当に何にもならないんで、せめて勝っちゃうくらいせぇよ…と。そのとおりに(私が呟いたから…なんかじゃないのはわかっているが)まんまとゴールをおとしいれて勝っちゃった。それ自体はOKだが、相手は数日後の大一番(スペイン戦)に向けての調整試合、そんなに喜ぶわけにもいかない。そもそもこういうテストマッチでは、前半が真剣勝負なんであって(この試合ではリベリが後半途中から出てきたが、あれはコンデョション調整だろう)その前半でああじゃぁ課題が多い。使えない選手も見えてきたろう。Jリーグでプレーする選手にはこういう試合は厳しいとしばしば言われるが、確かに大柄で身体能力が高く速い選手ばかりのチームとの対戦はJリーグでは経験値が積みにくい。しかしそれは(それだからと言って)Jリーグのレベルが低いとか高くないとか、Jリーグは厳しくないとか、そういうことでは全然ないわけで。風土の違いみたいなもんだろう。現に遠藤保仁はもう32歳なのに、試合を通して適応していったように見受けられる。今野も、センターバックとしては致命的に身長が足らないわけだが、この試合でも試合開始直後の空中戦の競り合いで歯が立たない感があったが、その後はしっかりやれていた。要は、選手個々の力量とか対応能力なんではないか。
今野と吉田麻也のセンターバックが安定していたのには、ちょっと驚き。清武はやはり使えるが、まだまだミスが多く場数を踏むことが必要、ボールを持った時に背後からのプレッシャーに苦労していたか…でも今シーズン、ドイツでプレーし始めて期待が持てる。細貝は途中で入ってきて、相手を背負って見事なターンとキープを2度ほど見せてくれた、もう細貝をファーストチョイスにしてよいんじゃないか。中村憲剛はやはりスタメンでは厳しいが、攻撃のオプションとしては重要なカードになりうるのだが、ジョーカーの存在になるにはパスワークだけでなく、フィニッシュ能力がもう2段階は上がってくれないと。ハーフナーはそもそも感度が問題だな、前田遼一が居なかったわけだが、1トップというか前線のセンターをどう考えるのか…アジア相手ではなく世界相手の場合に、「0トップ」で行くしかないのかも。
あと、フランスチームって、どこと対戦した試合でも、こんな風にガンガン動き回って攻め込むんだけど、大体それでゴールが奪えないことが多い気がする。でもその一方で、相手チームに対するパスコースの切り方は、これは凄い。どの選手にも共通して持っているリテラシー(素養)みたいなもんだ。日本選手に対して、ここであそこにズバッと通せよ~そこ通せんのかよ~的な文句が思わず口を突いて出た方も多かったと思うが、コースを切られてる(塞がれてる)んだろう。ここは確かにJリーグにはない深さというか文化だな。
…などなど、いろいろ考えさせてもらうことが満載だった。仮眠して試合前に目を覚まして(なぜか目覚まし時計がなくても目が覚める)早朝に観た甲斐があったというもの。

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