あと2試合できる。

オリンピックのフットボール競技の日程は、やっぱり無茶だな。ケガばっかり出てくる、接触プレーでないケガ。そうなっちゃうんだよ。

日本選手よりもエジプトの選手の方がその傾向が強かった。ずっと中2日っていうのは無茶。普通にオリンピックはワールドカップの1/2の日程(開催期間)なんで、大会全体の日程と(閉幕を)合わせないといけないだろうから試合間隔は変えられないとするならば、せめて登録人数をワールドカップと同じ23人とかにするべきだな。18人だもん。国内リーグ戦かよ、って感じだ。登録人数は23人にして、ベンチ入りは18人にするとか。
クオーターファイナルのエジプト戦は試合の入りが抜群によく、コンディションのよさを感じさせたが、その流れのままで先制ゴールを奪えたのが非常によかった。そこで永井がリタイヤさせられて、試合を支配されるような感じになったが、永井が1トップにいなくなったことも大きいだろう。永井がいると、相手ディフェンスラインはどうしても低くなりがち。永井がいなくなったことで、ラインを高めに引くことができて押し上げられる。そこで清武のプレーがチームを救ったと言ってよいのでは?? 清武のプレーから(スルーパスを出したのは東だが)齋藤が倒されて一発レッドでエジプトは1人少なくなる。永井の先制ゴールを生んだボールスティールからのクロスも素晴らしかったし、調子を上げてきてるんではないだろうか。山口蛍も相変わらずいい働きで、扇原も(この試合では中盤のプレッシャーが少なかったからかもしれないが)非常によかった。

この試合はマンチェスターのオールドトラフォード。日本チームのプレーに拍手ももらったが、途中で何度かブーイングもあったかな…目の肥えたマンチェスターの観客には途中つまんなかったかも。確かにスペクタル性は高くなかったんで。その辺はちょっとスミマセン、という気もする。
今大会のU-23日本チームについて、海外メディアや海外の選手、大御所の評価も高いようだが、守備ブロックをきっちり敷き、相手ボールへのアプローチの速さと、奪ってからの速攻はイタリア風?? ボールポゼッションしてからのパスワークの速さと細かさと多さはスペイン風?? って感じか?…などとは誰も表現してくれてないが。ただ面白いことに、男女とも(U-23と「なでしこ」)似たようなフットボールになっていること。それが日本の特徴というかスタイルとして(歴史的にようやく)安定的に確立されてきているのかもしれない。

次はメキシコとのセミファイナル。この試合で見られたパフォーマンスなら、十分撃破できると思うが。

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