女子ワールドカップ・セミファイナル、試合を支配し2度リードしながらも受けた2度の攻撃で2失点しPK戦で敗退。

昨夜は女子アジアカップのセミファイナル、中国戦。
日本は前半先制したが後半早々に追いつかれ、そのまま90分で勝負がつかず延長戦に。延長戦では前半終了近くに勝ち越すものの、後半終了間際によもやの同点ゴールを許して2-2で終了。PK戦は日本は2人が失敗し、中国のPKを(マウスを外す失敗以外は)止められる気配なく敗退となってしまった。
日本が中国に押し込まれたのは、せいぜいその2回くらい。それで失点許してちゃ、ダメっすね。
ポゼッションは70%、シュート数も3倍なのに、この結果。PK戦に入るところで嫌な予感ではあったけどね。

特に前半は完全に日本ペース。そこで1ゴールしか奪えなかったことが、後々響くことになる。
ただ後半キックオフから中国の方が積極的に出て来て、日本もガス欠なのかペースを出せず、その流れのまま日本の左サイドからクロスを入れられて失点。
このシーンもよくわからんのだが、、、人数は居たのに、誰がどこに行く…スペースをどう消す…というあたりが、まるで思考停止になっていたかのよう。熊谷も安易に前へ潰しに出て入れ替わられてるし。

延長後半終了間際の失点シーンもそう。
自軍ゴール前のラフなボールのクリアが不十分だったが、それをワンタッチで入れられるとゴールキーパーの前で巧みにコースを変えられて失点。
DAZNでコメンタリーを務めていた福西崇史氏が、ラインを上げないと…と指摘したが、まぁそのとおりですね。
ちなみに福西氏は後半早々の失点シーンでも、ココ行かなきゃいけない…と言っているところで失点、、、だった。

まぁさ、確かにこういうエアポケットのような失点ってよくあるよね。だけど昨夜の試合では、守備のセオリーをちゃんと学んでいないというか、身についていないというか、そういう印象がしたんだよなぁ。。。
それって育成の問題なんじゃないか。
宮澤ひなたは想定どおりの活躍だったが、途中で入って来る遠藤純を見ていても、ポテンシャルはあるのに相変わらずだし、基本的なことが醸成されていないことを強く感じる。
それと、時間が経過するに従ってフィジカルコンタクトで中国に負けるシーンが目につき、この試合は交替枠を使わず(残して)終わってしまったんだが、コンディションの問題もあったのか??
選手交替と配置変更はこれまでの試合を踏まえても一定セオリーを感じさせたが、しかしこの試合では悪手になってしまった印象。定型的な選手交替と配置変更ばかりではね。状況、状態を踏まえた戦術展開じゃないと。
PKもなぁ、、、相手ゴールキーパーも相当ナンだったんだが、それに対して3本しか決められないっていうのもな。こちらのゴールキーパーもトレーニングが足りてないだろう。

所期の目的の女子ワールドカップ出場権獲得を果たして、コンディションの問題もあったり、次のファイナルで起用する選手のこともあったり、試してみる選手も居たのかもしれないが、あまりに無策な感をもつPK負け。今回これでイイ、っていうことだったわけ??
そういう感さえ漂う昨夜の一戦だったかな、と。

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