3-4-2-1で臨んだU-21のトゥーロン初戦。

森保監督はフル代表合宿に居るが、フォーメーションは森保監督でお馴染みの3-4-2-1。フル代表もこれもやるんじゃないか…っていうシステムか。キックオフ直後から、サイズのあるトルコのコンパクトな密集したディフェンス網を相手によくボールを回し、技術的にも悪くない展開。ペースなりリズムがトルコに渡っても、それを奪い返す戦いぶりで、確かに悪くない内容。ただそこで、フィニッシュだな。

フィニッシュの意識が低いこともないが、なんにしろ、いいシュートが打てないと。そこはフィニッシャーだけの問題ではないが、そうとばかり言っててもしょうがなく、フィニッシャーの能力、技術、スキルも足たらなかろう。
あと、ウイングバックがいい状況で前を向いてボールを持てば(ボールが渡れば)意外性のあるプレーもあったり、いい攻撃になるんだが、このフォーメーション・システムはサイドが鍵のはずなんだが、やや詰まった状態でサイドにボールが渡った時に、イマジネーション的にも乏しい感が。単独突破できないんなら(突破の意欲は見られているが)どのように周囲がサポートして相手ディフェンス網を攻略するのか。単純な放り込みになっていたり、まだまだ改善が必要かと、、、っていうか、改善できるんだろうかね。この試合でも両ウイングバックとも技術もあるし、能力の高い選手なんだけど、、、上手く彼らを導けるのか、コーチングスタッフが。

後半立ち上がりに見事な攻撃で先制したが、まぁ、選手交替するごとにペースが落ちて行った感はあり(この大会は多くの選手をプレーさせることも重要なタスクではあるんだが)凡ミスからの同点、逆転を許すと、試合終盤はトルコの獰猛な勢いが目立ち、日本チームは意気消沈した感じで敗戦。
タイムアップ直後からの選手たちの様子を見ていると、相当ガックリ来ている感じだが(それだけ勝ちにこだわっていたんだろうが)そういうあたりは結構なことだが、このチームがベースで(U-19世代の選手たちは今回ここに来てないが)2年後の東京オリンピックを戦うとなると、正直、心許ないなぁ。この試合を見ていても、選手たちの技術も明らかにアップしていて、ま、一部の選手のメンタルや技量が問題ではあるが、それをまとめるコーチングスタッフの技量はどうなんだ。日本人だけでのコーチングスタッフ形成では力不足とかいうわけではなく、そこはある意味どうでもよくて、要は、有機的なチームづくり、有機的な試合とパフォーマンスが発揮できるのか、ってことでしょ。

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