U-16アジア選手権、ファイナル。

昨夜のU-16アジア選手権のファイナルで、日本チームは先制しながら追いつかれてPK戦に。PK戦ではちょっとナンな展開で敗戦、準優勝に終わった。

吉武監督のローテーション選手起用で戦ってきた今大会の日本チーム。この試合でも何でこの選手が出てないの? 何で投入しないの? ということがあったが、そこは育成方針なんで結構だと思うが、ちょっとゴールキーパーの起用はわからんかった。案の定、多くの人が感じていたと思うが不安定で、PK戦になったら負けるだろうって思ってたでしょ。
ま、いつも思うんだがファイナルでPK戦までやる必要があるんかな、とは思うが。トーナメントの勝ち上がりを決めざるえないステージではPK戦も仕方ないだろうけど。それも今大会は延長戦なし、いきなりのPK戦突入という、よくわからん。
日本チームのパフォーマンスとしては、先制は早い時間帯で見事だったが、前半途中からはウズベキスタンのガチガチ、ゴチゴチ身体を当ててくるプレーに押されたか、危ないとは思わなかったが、押され気味に。それでも前半は無失点で切り抜けたが、後半立ち上がりのよいペースのチャンスをモノにできないでいると、早い時間に追いつかれてしまう。あの場面、ヘッドでディフェンスラインの裏に出されて、走り込まれてしまったんだが、何でああいう走り込みを許してしまったのかというのと、ゴールキーパーの出足がなぁ~っていう失点だった。いかんせんカメラアングルがよくわからんので、何でああいうことが起きたのか、よくわからないんだけど。ガツガツ来られて身体をゴンゴンぶつけられてペースを乱したのか消耗したのか、連戦の疲労か、特に中盤の出足が鈍い感じになり…それでも終盤幾つも決定的なシュートチャンスを迎えながら、シュートコースが甘く(クロスバーに2発ってのもあった)相手ゴールキーパーもよく守ったのだが、ゴールマウスを破れず。むしろ相手ゴールキーパーを乗せてしまった感もあり。そうして迎えたPK戦は4人のキッカーのうち3人も外してちゃぁ、そりゃ負けるわな。ま、この大会はU-17ワールドカップ出場権を得ることがミッションだったんでOKだし、この年代で優勝云々といってもだから何だってことだし、主眼は育成なんであって、優勝できなかったとかはさして問題でなかろう。ただ後味が悪いのと、ちょっと情けないPK戦ではあった、というところ。
それよりも、どう見ても日本選手の技術は高く、それも突出して何人かではなくどの選手も共通して技術が高く、アジアでは一段高いパスワークと繋ぐサッカーも含めてそこは素晴らしいのだが、ゴツゴツ身体をぶつけて来られた時にどうするのか(慌てて技術がぶれるということではないのだが)という辺りを、指導内容として研究するべきではないか。いわゆる「きれいなサッカー」の土俵では抜けているんだが、そういう土俵ばかりではないわけで。現在のレベルの上に次のステップをどう描いているのか、そこを日本サッカー協会から聞きたいものだ。
あと、日本のパスワークにあえて対抗しないで、決定力に自信のあるチームはドッシリ(?)構えてカウンター狙いみたいな、まぁ言うなれば試合巧者っぽい戦い方をしてくる場合もある。グループリーグで5本しかシュートを打たれてないのに3失点もした試合があったように…そういう試合の時にどういう戦いができるようになるのかも、考えないといけない。

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