女子ワールドカップ、グループリーグ第3戦。

日本時間の今朝行われた、女子ワールドカップのグループリーグ第3戦のイングランド戦だが、勝ちにいったように見受けられるが、まぁ順当に敗戦。グループ2位でノックアウトステージへ進むことになった。

惜しいゴールチャンスも幾つもあったが、いかんせん非力。守備の脆弱さは明白で、それも中央からの失点2つということで、これにサイドからの迫力ある攻撃を仕掛けられたら(イングランドもサイド攻撃を意識していたようだが、そこまでサイド攻撃にパワーをかけるまでもなく…という感じじゃないか??)もっと失点リスクは増えるだろうな。
最初の失点のスルーパスに対して日本の最終ラインのマーキングだとかをTV実況で指摘していたが、まぁ確かにカバーリングやポジショニング能力の低さはあるにしても、その前にスルーパスを出される所の中盤守備が軽すぎるし、コースも切れてないし、、、ってところだろうが、まず。全然フィルターがかかってないんだもん。あれじゃ、最終ラインだけではどうしようもない。
試合開始直後から前から積極的な守備に行こうという入りを意識していた…というようなコメントが試合後にあったが、確かにそれは見て取れていたんだが、組織的なプレスや、追い込みや囲い込みや、ボール奪取の策は見て取れず、ボールに近い選手が単独で積極的に行ってるだけ、、、みたいにしか見えなかったけどな。あれじゃボールは奪えませんよ。奪えないし、パスコースを切ることもできない。
フィジカルが強い相手だが、そこに競りに行くにしても、どういうタイミングで、どう寄せ、どう競るのかも無い。こういうんじゃぁ、来年のオリンピックも相当厳しいなぁ。
たぶん、今回のワールドカップはアンダー世代で活躍し世界大会でそれぞれに素晴らしい結果を残した選手たちに経験・実戦を積ませることが一番の目的とされてるんじゃないか。JFAもそれを織り込み済みなんじゃ??? だから、グループステージ突破だけでもスレスレ及第点で、クオーターファイナルまで行けばOK(もしセミファイナルまで行ったりすれば very good)みたいな、そんな設定なんじゃないか???
そうだとしても、こんなんじゃ、来年のオリンピックも厳しいな。監督についても、替える気など全くないだろうし。

アンダー世代で世界大会で活躍した選手たちも、世界大会や、あるいはアジアの大会でも見せていたフィジカルコンタクトにおける巧みさが(単なる強さではなくて)フル代表になると全く失われている点も分析すべき点だと思いますけどね。もちろんトレーニング方法も。
だってフル代表じゃぁ強度が全然違うんだから、、、っういうことじゃないんですよ、ここで言ってるのは。強度が上がれば、なお巧みさが高まらなくてはならないわけで、そこは明らかに軽視されているというか研究不足というか、ないがしろになれているというか、そもそも意識や思考の範疇に置かれてないんだろうな、と思いますね。日本のフットボール指導者の中では。単に強度ということしか見られてないんだろう。
そうであるなら、今後も改善されることは無いだろうな、残念ながら。つまり、短期的あるいは中期的にはますます困難な局面が続く…ということになりますね。

昨夜のACL、浦和レッズの試合についても書きたいことがあるが、女子ワールドカップの方を書いちゃったので、またあらためて。明日はコパ・アメリカの第2戦がネタになると思うんで、明後日になるかな。

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