ヨーロッパリーグで今シーズン公式戦初出場した香川。

今週からチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグが開幕したが、ドルトムントは今シーズンはチャンピオンズリーグではなくヨーロッパリーグを戦う。昨シーズン、チャンピオンズリーグ出場権を逃してしまったので。
香川は今シーズンに入って出場機会を得られてないが、アウェイでのヨーロッパリーグ初戦で60分過ぎにゲッツェに替わって出場。ま、ゲッツェの方がスタメンだったという点でも(明らかにトップフォームに戻っていないゲッツェなのに…)現在の序列がわかってしまうが。

ドルトムントは今シーズン、中盤センター2枚の4-3-3のフォーメーションのようだが、香川はゲッツェの入っていた位置(中盤三角形の頂点)に。ゲッツェが居た時より香川が入ってからの方が普通にパスがよく回りリズムが出てきたと思うが、こんな感じでショートパスでのパスワークが好み(好みという表現が不適当なら他の表現でもよいけど…)ではない監督も居るからな。我々が普通にゲッツェより香川の方がイイじゃないか、、、って感じるのとは違うかもしれない。
香川はよく動いてスペースに入り込んでのリンクマンの役割だけでなく、シュートレンジにも積極的に顔を出すんだが、周囲とタイミングがあまり合ってない感も。過去に何人ものシャドーというかセカンドトップ(日本だとすぐにトップ下って言っちゃうだろうが…)に入った日本人選手でよく見られた状況。中盤センターが前へ出てきてチャンスを作り出したシーンが幾つかあったが、ああいうのを描いている監督が少なくないだろうし。実際、香川より後に投入したダフードを、試合後のファーヴル監督は称賛してたらしいし。確かに(現状レギュラーの)ダフードにはイイ動きがありましたな。
まぁそれでもペナルティエリア内に入り込んだ香川の所でのシュートチャンスは3つほどあったように思うが、ボールタッチが上手く行かなかったりで結局シュート打てず。
アシストは1つ決定的なのがあったけどね。左から右大外へ振った素晴らしいボールだったが、ちょっとオフサイドだったか。

で、香川の今後の出場機会だが、リーグ戦では正直ちょっと厳しいだろうな。ヨーロッパのカップ戦や国内カップ戦でプレーした時に数字をもたらすしかないか。
ドルトムントもこの4-3-3のシステムだと前に人が多くて攻撃にスピードが出ないし、中盤を厚くして例えば4-1-4-1で速い攻撃を仕掛けるようにした方が効果的な気もするが。そうなると香川のプレーも生きると思うんだが(少なくとも、現状のように味方の人数が多くて停滞した状況の中で動き回ってパスワークでリズムを出す役割だけでなく)速攻の中で素晴らしくまばゆいばかりの輝きを放っていた頃の香川ではないことも事実だし。。。
どこで使えるんだ、、、そこでしか使う場所がないな、、、などと思われていそうな気がするしな。あるいは、そこならゲッツェで間に合ってる、、、とも。

ところで、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグに加えて3つめのヨーロッパ・カップ戦を創設する動きがあるらしいが、そうなったら、その昔、チャンピオンズカップ、カップウイナーズ・カップ、UEFAカップという3つあった時代に戻るじゃんか。なんだかなぁ…

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