なでしこ女子アジアカップ優勝で、ハリルホジッチのやろうとしたフットボールが正しかった云々というのは、あまりに珍奇。

昨夜のJ1「大阪ダービー」を視ていたら、ガンバ大阪はパンツが黒色、セレッソ大阪は濃紺、、、こういう場合、明確に違う色にするのが国際標準と思うが、これまでも何度か書かせていただいてきたが、相変わらずJリーグはそういう辺が無頓着というか無関心。両チームともパンツが白色ってことも多いし。
「大阪ダービー」は前半はデュエルとインテンシティに溢れた内容だったと思うが、後半はちょっと…
昨日のJ1では、川崎フロンターレと鹿島アントラーズの試合は終始、デュエルとインテンシティに溢れた試合だった。フットボールは確かにボールゲームだが、こうでなくちゃ。戦いがフットボールなんであり、フットボールはある意味で格闘技なんで。
Jリーズ全体として、そういう試合を毎試合やらんかいね。デュエルが無いとか言わせないように。

さて、本日のタイトルだが、要は、女子アジアカップのファイナルで、オーストラリアに終始押されていた日本(なでしこ)が、試合終盤に少ない手数で放った後半唯一のシュートがゴールとなったこと、、、それを取り上げて、ハリルホジッチのやろうとしてたフットボールは正しかった(なでしこが証明した)…みたいな発想を耳にしたりしたんで。
守り抜いての縦に速い攻撃(少ないチャンスをモノにする)、、、ってか。
う~ん、なんでそういう単純思考、単細胞な話になるんかね。元々、なでしこは(戦い方というより結果として)そういうゴールを奪って強国を打ち倒してしてきたんであって。何も、先に書いた発想のベースとなってるイメージのフットボールを意図的、戦術的にやってるわけじゃない。いわば、磨いてるものが違う。(その陰で)磨いているのは、日本らしいフットボールでしょ。
あのゴールシーンだって、確かに後方(たぶんゴールキーパー)からのフィード、トラップからドリブル(キープ)してからのパス、そしてゴールと、確かに手数の少ないゴールだったが、そこにも日本らしさや日本人らしい技術やパスワークが凝縮されておったけどな。
いずれにしても、日本らしいパスワーク、繊細な技術、そういうのは長い年月を経て構築してきた特性なんであり日本の長所なんであり、それが発揮できるような選手の動き、パス、ポゼッション、細かく柔軟でイマジネーションあるパスワーク、それに速い攻撃、縦の仕掛け、縦の推進力、フィニッシュへの意識、、、プレスからショートカウンターっていうのは実は以前はあった(当時はそれしかなかった??)んだが、、、とにかく、そういうのがブレンドされなきゃダメでしょ。引き出しも多く持たなきゃ。根幹的にはロングカウンターはヘタだし、向いてないという部分が存在するということも。
単純すぎる(どれか、どっちか)1つに集約、シンボル化は止めましょう。それって日本人の悪い部分だし、日本のメディアとかの無知、無能、悪癖の部分。メディアのそういう部分に毒されたり、乗ったり流されたりしてはイカンですよ。

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