乾の今シーズン初ゴールがあったからではなく、見所十分だったエイバルVSバレンシア。

日本時間の今朝、リーガ・エスパニョーラの年内最終節が行われ、乾は2ゴール。今日エントリーしようとしてたのは、その1つ前の試合、前節のバレンシア戦の方ね。
今シーズン好調で2位につけているバレンシアをホームに迎えたエイバルが、乾の先制ゴール、追いつかれたもの終盤に右クロスから、こりゃよく決めた…って感じのヘッドで2-1で会心の勝利をおさめた一戦。

バレンシアは前線の速い(とにかく速い)プレッシングと、中盤は前に行きすぎないゾーンを形成、最終ラインは中央を固めた守備ブロック、そしてオートマチックなスライド…と、近年最もコンテンポラリーな守備組織、戦術で、こりゃハリルホジッチの日本代表チームの格好の手本じゃないかと。エイバルも、細部ではバレンシアにクオリティに劣るものの、バレンシアに引けを取らない同様の戦いぶりで、とにかく両チームともトランジションが速く、ちょっと大袈裟かもしれないが目から鱗(うろこ)的な試合を90分間堪能させていただいた。
乾は従来どおり4-4-2の左サイドハーフに置かれているが、守備タスクも実に向上していて、開始2分半くらいのシーンでは、左タッチライン沿いに位置取りしていたであろう(中継映像のフレームから外に居た)状況から忍者のような(笑)プレスバックでフレームインしてきて、相手からボールを奪い、右足アウトでターン、すかさずドリブリングでボールを運び、オーバーラップしてきた左サイドバックを使うという、絵に描いたようなチーム戦術の素晴らしい体現があり、そもそもそこで目を見開かれされた…といったところ。
普通にハリルホジッチの日本代表チームの試合より数倍、数段面白い。代表チームに限らず、Jリーグでもこういう試合が見られるようになることを期待したいもの。

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