浦和レッズ、ACLチャンピオン。国外開催のクラブ・ワールドカップにJリーグのクラブが初出場に。

いや~TV観戦しているこちらも実に肩がこった(笑) とにかくよかった。ありがとうって言いたいです。
過去2度(浦和レッズとガンバ大阪)JリーグのクラブがACLチャンピオンとしてクラブ・ワールドカップに出場しているが、その2度とも日本開催だったんで、国外で開催されるクラブ・ワールドカップ(今年はUAE開催)にJリーグのクラブが出場するのは初めてですな。そういう点でも実に良かった。

試合の方は、レッズは1stレグと全く同じスタメンで、サスペンションだったマウリシオをスタメン起用しなかったのが予想外。このところの(代表の試合を含め)槇野のセンターバックでのパフォーマンスを買ったか。
試合序盤からレッズが戦前の各コメントのとおり前に押し上げていったが、正直、攻撃力における個々の選手の能力、スピード、そしてコンディションはアル・ヒラルの方が明らかに上で、だんだんと苦しい展開。しかし、最終ラインの集中力の高いパフォーマンスと何度もの身体を張ったシュートブロックで、攻撃を受け続けている状況下では危ないって声が出るシーンはほとんどなかったかな。前半にカウンターを受けたシーンの方が、幾つか危なかったような。とはいえ、後半にコーナーキックが左右で続いた局面はヤバめだったけどね。
88分あたりにラファエル・シルバがゴラッソを叩き込んでくれて、あれで勝負はついたようなものだったか。アル・ヒラルに追いつく力は無かったろう。既にイライラして冷静さを欠いていたし。
そのゴール、、、ラファエル・シルバへ付けたパスは武藤だったが、ま、ぶっちゃけ雑なパスでオイオイ…と思ったんだが、それを相手ディフェンダーを背中でスクリーンして裏へ抜け出し、豪快ショットを叩き込んだのは見事としか言いようがない。ああいう風に1人でフィニッシュしてくれるアタッカーがいたら、どんなに助かることか、、、それを再確認させていただいた。
残念ながら、レッズの日本人アタッカーは、やはりあまりに非力。試合終盤のカウンターのチャンスも、スピードが出ないし遅い。イマジネーションの足らない感。
そもそもこの試合、序盤からフィニッシュの前の前のパス、キーパスが弱かったり角度が悪かったり、相手に引っ掛けたり、そういう部分も大いに不満ではありますよね。日本人選手の能力はこんなもんじゃないだろ。もっとビシッとやろうよ、ね。

ラファエル・シルバのゴールに話を戻すが、、、レッズは4-1-4-1のフォーメーションで、1トップは興梠でラファエル・シルバは左ワイドに置いていたんだが、堀監督は守備対応だったんだろうと思うが、興梠とラファエル・シルバの位置を入れ替えたんだよね。その直後、興梠は相手左サイド(レッズの右サイド)からのサイドチェンジのボール(←あのボール、ちょっとヤバいと思いましたね…)に対してゴールライン近くまで戻って競り、素晴らしい対応を見せた。ラファエル・シルバのゴールが生まれたのはその後だったろう。采配が見事に的中した感じだ。

長澤はこの試合でもよいパフォーマンス。ただ、前半(試合序盤)のレッズが前でボールを奪えて速いフィニッシュに持ち込めた時間帯に確か2度ゴールチャンスがあったと思うが、あそこでまともなショットを打ってくれないか…と。それがあれば、ワールドカップでも主力だろうと思うが。ブンデスリーガで2部の時代とはいえ、ケルンで好パフォーマンスを見せていたのはダテではない。ゾーン守備を体得しているのでポジショニングがよいし、デュエルというか対人プレーや競り合いもよい。
デュエルということに関連しては、この試合のポゼッション率で上回ったのはもちろんアル・ヒラルだが、対人勝率、空中戦勝率ではレッズが上回っており、そういう面も重要だったかな、と。ハリルホジッチが喜びそうだ(笑)

アル・ヒラルのラモン・ディアス監督に、Jリーグでプレーしていた時代には無かったフットボール専用の6万キャパのスタジアムを見ていただき、ホームの大声援を味わっていただいたことにも、感慨深いものがある。

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