ちょっと遅いが、FC東京のフランクフルト遠征の試合を見てプチ感想。

もう先週末になるが、FC東京がフランクフルトに遠征した試合の件を。フランクフルトにとってはブンデスリーガ開幕前のプレシーズンマッチだが、スタジアムがほぼ満員という盛況ぶり。このフランクフルトのスタジアムもイイっすねぇ。2005年のコンフェデレーションズカップで日本がギリシャと戦ったスタジアム。

試合の方は、前半にFC東京が2ゴールを先制するという面白い展開。それでも前半のうちに同点に追いつかれ、後半に逆転されて終了。リザルトはさして重要ではないとはいえ、後半はほとんど何もできず、、、攻撃面は序盤はやっぱり(想定どおり)結構やれるんだが、やり方を見切られると(慣れられると)手づまりになったり、相手が圧力をかけてきて守勢に回ると攻撃が構築できなくなる傾向は、日本のどのチームにも共通にある性質。それと(それよりもなお一層問題なのは)守備。まず、バイタルの守備対応がお粗末。アンカーと最終ラインとで、もうちょっと気の効いた臨機応変の守備対応はできないのかね。最終ラインがギリギリのところで身体を張って守っても、バイタルからやられるケースが目につくのが日本の特性。FC東京も主要メンバーがフランクフルトに来てないとは言え。
あと、FC東京はイタリア人のフィッカデンティ監督なんだが、イタリア人のコーチをもってしても、ゾーンディフェンスはなかなか構築できませんか…っていうところだ。やっぱりユース年代とかじゃなくて、もっと下のジュニアユース年代から育成方法を構築し直さないとダメっすね。
…って、何年もそう言い続けてんだけどな。
これって、チームとしての組織性(組織力)の熟成なり完成度とは全然違う話であって、プレイヤーが普通に備えている基本能力・基礎スキルのことなんで。日本のメディアとかの中には、まだそこが区別がつかない風に思われることが多々あるんだが。

フランクフルトは、長谷部がこの試合でも右サイドバックだったが、安定していいプレー、クロスも結構よかった。日本代表でも右サイドバック起用でいいんじゃないかとも、思ったりするが。6月のワールドカップ予選の試合の時のように、前を向けるのにボールを散らせないしキーパスの打ち込みもあまり見られないようなら、、、ミドルショットも期待できないなら。。。遠藤保仁が居ないから、、、とか、いまだに言ってちゃダメなわけで。。。それならもう若い中盤センターの選手に任せて、彼らがまだまだであっても使い続けてニューチューンを見いだすしかないんじゃないか。

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