U-17、予測内の1つのとおりの結末。

昨夜のU-17ワールドカップ Round of 16。スウェーデン戦はポゼッションで大きく上回りながら(特に前半は74%で2失点)追いつけず、敗退。多くのフットボールフリークの方々の予測どおり、対策というか対応をとられてくるとそれを打開できず、残念な結末に。

前半の2失点については、縦ポンと言う向きもあるかもしれないが、1失点めは、左サイド寄りのスペースに縦に出されて、それを折り返されたところが非常に甘く…2失点めは、先と同じような角度からのシュートをゴールキーパーがファンブルしてしまって、まんまと2点めを献上。確かに強烈なシュートだったが、あれはいただけない。ただ、カウンターに対しての守備は(この年代で完成形を求めるのは愚だが)やはりあまりに無防備というかヘタ過ぎる。このチームの選手は玉際での競り合いでも身体を入れて結構粘り強く、過去になく結構やれていたと思うんだが、守備の形が整えられていない状況での個人戦術というか、そこは日本は根幹的に甘いというか文化が浅いところだろ。そういう感じのところを、あらためて見させられてしまった。
攻撃については、まぁチュニジア戦のような感じだろうか。スウェーデンに4-5(本当は4-4-1-1なんだろうが、ほとんどがトップ下の1枚も加わっての4-5-1になっていた)の2ラインでスペースを消されて、再三ギャップを突こうとしていたんだが、もうちょっと芸やアイディアや意表を突くイマジネーションが必要なんだろうな。ま、スウェーデンもU-17でこういうフットボールやっていいんか? というところはあるが、そうしないと日本チームにやられると考えたのかどうか知らんが、現実的な戦いぶりでしたな。それでも日本のパス回しに試合終盤は相当疲弊していたし、あと10分でもあれば追いついていたようには思うけど。それと、前半も後半も幾つか惜しいシュートもあったんで、あれの1つでも決まってれば展開は変わっただろうけど。
大柄でリーチのあるスウェーデン選手に対して身体を入れてキープはするんだが、そこから反転とかも欲しい。折角そうしてキープしているのに、ほとんど全てがバックパスじゃぁ…それでもってそのバックパスからの展開も毎度同じで。ズバッっていう縦のパスを狙ってはいるんだろうけど。あとまぁ、残り時間がきわめて少ない状況で、放り込めばいいじゃんか、とは言わないけども、序盤と全く同じ低い位置から繋いでビルドアップというのも、見てる側としてはなんかな~という感じではある。
グループステージで絶賛、大反響を巻き起こした日本チームはトーナメント1回戦であっさり敗退。ノックアウト方式だからこういうことはしばしばあることとは言え、残念。フル代表のワールドカップも、まだトーナメントで勝ち上がったことはなく、ノックアウト方式になってからの戦い方というのを一段アップさせなくてはならない。多くの方々が思ってるとおりっす。

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