どうしたって「事故」は必ず起こる。

クラブ・ワールドカップ、アルサッドVSバルセロナの一戦。アルサッドはベタ引きで来たもんだ。5-4-1みたいになっていたし、1トップも下がってきてしまってハーフコートのミニゲームかよって感じ。

それでも90分間、何事も起こらないで済むわけがないのがフットボール。その事故がその時どう転ぶかというのも、フットボールの妙。案の定、そんな「事故」である意味萎える感じで先制点が入って、その後もアルサッドの戦い方が変わらないので、そこでもうEndマーク。
しかし、もうちょっと野心的な戦い方をしないもんかね。これが3位決定戦になったら牙むき出しで来るんだよな。いつも牙むき出しにすりゃいいじゃないか。何か相変わらず面白くなくしてくれる。そういう一部がオール・オーバー・ワールドのどっかに、どうしたって存在するんだな。

この試合、横浜国際に6万6000を超える観客が集まったが、ハーフタイムに日本テレビの(スタジオ配置の)アナウンサーが、観衆も静かに見守っている感じですね~って言いやがった。いいんや、十分に歓声やドヨメキがあがってたけどね。オタクが現場音を絞って中継してるから、スタジオで見てるアナタには聞こえなかったんだろ。
この日は、日本代表の試合を観戦に来る観客とは客層がやや違っているんだと思う。フットボール観戦初心者っぽかったりしてたかもしれない。でも逆に、その方が率直な歓声があがったりすることもある。日本代表の試合のように、90分間ずっと歌をうたっているのがいいとは思わない。

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