2022年ワールドカップ招致にFIFA視察団来日中。

日本が2022年開催に立候補しているワールドカップ。ただいまFIFA視察団が来日中だ。

2014年のワールドカップはブラジル開催が決定済み。2018年は間違いなくヨーロッパだから、やはりイングランド大会を希望したい。
イングランドは2006年の有力候補だったのだが、土壇場で(ベッケンバウアーのスピーチが逆転になったのかどうかは知らないが)ドイツにさらわれたことだし。全ての試合がフットボール専用スタジアムの素晴らしい雰囲気で行われ、全てのスタジアムが妙なスタンドの造り方ではなく、カチッとピッチの四方を囲んでいて妙な流線型の少ないスタンドのスタジアムを日本の皆さんに見せてあげたい。その後の日本国内の専用スタジアムに、大いに刺激にもなることだろう。

さて日本の開催提案だが、プレゼンテーションの内容は悪くはないように私には思えるが、そういう内容以外に今さら何かプッシュすることがあるのか??という気もするし、そのプレゼンテーションがFIFAの連中にどこまで奏功するのかは全然わからない。
http://www.dream-2022.jp/ (DREAM2022 / ワールドカップ招致委員会公式Webサイト)

それよりもとっても残念なのは、開催予定スタジアムのことだ。
http://www.dream-2022.jp/jp/host_cities/ (DREAM2022「開催地・ベースキャンプ」)
全部で13スタジアムをあげているが、相変わらず陸上トラック付きのスタジアムが多い。これを全てフットボール専用に改修して欲しいとは言わないが、もちろん新設しろなどと言わないが、せめてワールドカップ開催期間中は陸上競技場をフットボール専用スタジアム並みの仕様にします、的な提案にして欲しかった。もうこれだけでマイナス要因に思える。

ぶっちゃけ、2022年は開催は無理だろう。ただ、決まれば歓喜の極みだし、開催できなくても将来の開催を手にするために今回の立候補自体は賛成だ。開催できなかったら招致に費やした結構な予算が問題になるかもしれないが、それは批判されても仕方がない。しかしどうしても、共同開催(2002年は実質的に「分散開催」だった)などではなく、日本単独開催を見てから死にたいものだ。

話が脱線していくけれども、韓国が2002年大会に立候補を決めたのは、あの1993年10月の「ドーハの悲劇」の時。それまで韓国はとても立候補できるような状況ではなかった。あの「ドーハの悲劇」で日本はワールドカップ初出場を逃してしまい(初出場を果たしていれば、韓国の出場を阻止していた…)半ば諦めていた連続出場がギリギリのところで転がり込んできた韓国のチョン・モンジジュンが、アジアで初めて開催されるなら韓国が相応しい(韓国であるべきだ)と強弁して急遽立候補してきたわけ。ちなみに日本と韓国は勝点が同じで得失点差で韓国が上回った。今日セントラル開催(集中開催)ではよくあるように、勝点が並んだ場合は得失点差ではなく当該チーム同士の勝敗で順位を決める方式がこの時導入されていれば、日本が上回ったという次第。
だから、「ドーハの悲劇」はたいへん大きな出来事だったわけで。
あの「ドーハの悲劇」で日本人はサッカーの怖さというか劇的さを知ることができた、、、何せそれまで多くの日本国民はほとんどサッカーの見方や面白さを知らなかったのだから。
だが、「ドーハの悲劇」が起こらずワールドカップ初出場を果たしていたら、翌1994年はさらにJリーグもサッカー人気もなお一層のバブルになっていただろう。しかし、あの時の日本代表の力量ではワールドカップで日本国民を非常に失望させるものだったかもしれないし、その後急速にバブルは崩壊し、Jリーグも急激に状況悪化し、再び立ち上がる、あるいは逆風に持ち堪える逞しさがない(身につけることがない)まま、今ごろはJリーグはマイナーでしかなかったかもしれない。
「ドーハの悲劇」がなかったら、2002年ワールドカップは日本単独開催だったと思うが、しかし2002年の後には一気に冷えてしまったかもしれない。あるいは「ドーハの悲劇」がなかったら韓国は立候補してないかもしれないが、ワールドカップ開催地の決定自体がFIFA内部の権力闘争に侵食されてアジアでの開催が吹っ飛んでいたかもしれず、今ごろアジア初の開催を訴えていたかもしれない。
「ドーハの悲劇」があったから、1997年のアジア最終予選があれほどまで劇的に盛り上がったであろうし、その前後で幾つか発生したJリーグの一部クラブの危機も乗り越え、各クラブが独自に身の丈に合ったマネジメント力を備えていくことができたのかもしれない。
一体どっちが良かったのかわからない。
…なんてことを、今でも時折ふと思ったりする。

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