三笘、10数分のプレーで何度もディフェンスを翻弄のヨーロッパ・デビュー。

川崎フロンターレからイングランド・プレミアリーグのブライトンに4年契約で完全移籍し、今シーズンはベルギーのユニオン・サンジロワーズにレンタルでプレーする三笘薫。
ようやくベンチ入りした試合は伊東純也のゲンクとの対戦。
サンジロワーズは2部から昇格してきたクラブだが、しっかりとボールを繋ぐフットボールをするチーム。フォーメーションは3-5-2で、相手ボールになると5バックを形成。中盤センター3枚といった布陣。
試合の方はスコアレスから70分あたりでVAR介入でゲンクにPKが与えられ、サンジロワーズはレッドカードで10人に。そのまま1-0で推移した80分過ぎ、遂に三笘がピッチへ。早速ファウルを貰うプレー。続いて、例の深い切り返しからの大きなストライドとスピードのドリブリングが炸裂して、ゴールライン際からの鋭角角的なグラウンダーのクロスを送ったが、味方のシュートはクロスバーを越えてゴールならず。

その後も2度ほどドリブリングで相手ディフェンスを翻弄。
サンジロワーズの同点ゴールが生まれたのはアディショナルタイム。自軍左サイド奥で、三笘が相手からサクッとボールを奪い、ドリブリングからタッチライン沿いの味方へパス、、、そこから一旦タッチラインに逃れられてスローイン、、、そこからコーナーキックを獲得、、、さらももう一度コーナーキック、、、これをニアで合わせたヘッドがマウスに吸い込まれて劇的同点弾。
ま、三笘のボール奪取からコーナーキックを獲得、、、と報じるメディアがあると思うが、そういうわけで、同点ゴールまで2クッションあってのことなんで(笑)

三笘のボール奪取は、そのシーンの前にも中盤で一度あり、ちゃんと(?)ボール奪取に貢献。味方が寄せたところを奪い切る能力を見せる。
もう一方で、中盤で味方の雑な短いパスをかっさらわれて、そこからフィニッシュに持ち込まれ、味方ゴールキーパーのファインセーブで失点を免れたシーンも。。。あれはいただけない。失策になるところだった。。。

伊東純也とのマッチアップは一度。三笘が入ってから何故か左サイドに回った伊東純也が、三笘が右サイドで縦に行こうとしたところを見事にカット。
なお、その後に伊東純也は交替で下がり、タイムアップをピッチ上で2人が迎えるシーンは見られず。
伊東純也については、ゲンクの中で確たる信頼を得ているのが十分伝わってくる試合だったかと。

さて三笘だが、サンジロワーズのフォーメーションは前述のとおりなんで、ウイングは置かないし、3バックのウイングバックは三笘に適応性があるとは思えないし、2トップは結果も残しているし現状信頼も厚いようなので、となると中盤センターの一角しかポジションが無いんではないか。
中盤でドリブリングでチャンスメイクするスタイルを身につけるチャンスかも、しれないが…

ま、しばらくはジョーカーとしての起用になるんだろうな。サンジロワーズは昇格組にもかかわらず、第7節を終了して2位につけているし。
三笘のプレーをもっと見たいと思っている向きは多いだろう。能力とプレースタイルは十二分に通用する…というか、相手ディフェンスを翻弄する可能性が高く、よい結果(数字)を残して行って欲しいもの。
とにかくこれまでの日本人選手にはなかったタイプで、日本代表にも必ず必要な選手。
ヨーロッパでどう変貌して行くのか、楽しみな選手。
ずっと注目して行くことになる。

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