先週末のリーガ、エイバルVSアトレティコ・マドリード。

ここまで首位をキープし、なにしろ失点数が脅威の少なさというアトレチコをホームに迎えたエイバル。この前の節で残留争いの相手との直接対決で(乾の今シーズン初ゴールはあったが)逆転負けしてしまったエイバルは、アトレチコ相手でも勝点獲得を狙いたいところ。
エイバルはキケ・ガルシアを中央に、右に武藤、左に乾を置く3トップで、アトレチコの3バックからのビルドアップを封じる策かと。中盤は逆三角形の形にした4-3-3のフォーメーション。

エイバルの攻撃は、ロングフィードを供給して前線で競る、あるいはアトレチコの最終ラインの裏のスペースに落とす、といった意図が明確。
序盤、アトレチコが押し込むがエイバルも押し返して10分過ぎ、フィードボールを追いかけた武藤がペナリティエリア内で倒されてPK獲得。これをエイバルのゴールキーパー、ドミトロヴィッチがいいキックで決めて先制。
その後もエイバルはいいペースで試合を進める。
乾も守備面でもアトレチコのビルドアップを図る2枚を常に見る形で、パスコースを切り、すぐさまコースを取り直す、、、という動きを繰り返すし、3バックの外のスペースを何度も狙って味方のフィードを引き出す。一番惜しかったのは、その狙いどおり左サイドで抜け出して時間と角度を作れて、右足でピンポイントでキケに送ったクロス。アトレチコのディフェンダーの頭を越すボールでドンピシャだったが、ヘッドは首を振るタイミングがわずかに早かったためかマウスを外れてしまった。
エイバルのリードでハーフタイムかと思われた前半終了間際、最終ラインでのクリアもしくはフィードが一瞬遅れたところにアトレチコの前線がプレッシャーをかけてキックをブロック、そのこぼれをスアレスが決めて同点に追いつかれてしまう。ま、あそこはシンプルに安全第一で行くべきだったよな。

それでも後半、エイバルは惜しいシーンを幾つもつくり出し、左の乾からキケにニアを狙った惜しいクロスも2本ほどあったり、ペナリティエリア外から乾がルーズボールをワンタッチでややアウトにかけて右足で放ったシュートもあったり、、、追加点は奪えそうにもなかったが1-1でドローで終えられるかと思った終了間際、抜け出そうとしたスアレスを倒してしまい、ダイブ気味ではあったがPKを取られてしまう。これをスアレスがパネンカで決め、とうとうアトレティコ逆転。
エイバルはいい戦いを繰り広げたが、微妙なPK判定で残念な結果に。乾は攻守にわたっていいパフォーマンスだった。
まぁね、日本代表でも乾のこの守備能力というか守備スキルというか、ゾーン守備なんだけどな、取り入れりゃいいのにな…と思いますよ。もっとも日本代表チームじゃ、選手よりまずコーチングスタッフが理解や会得できてないか、、、な。

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