3-4-3がどうのこうのじゃなく…

チェコ戦が行われた横浜国際総合競技場は、2002年ワールドカップのファイナルが行われたスタジアム。チェコの選手たちはそのことを認識していて、このスタジアムでプレーできることを誇りに思っていた風だが、それはチェコの選手たちに限ったことではない。南米の選手たちだってそう。そういうことがわかってないのは日本人(だけ)だったりして。

そのチェコ戦だが、最後まで3-4-3をやって見せてくれたことで、いろいろと感じることがあった。
個人で縦に突破する意欲が少ないのでは、折角の3トップも機能しない。前線でちょこちょこ細かいパスワークは結構だけれども、あれじゃぁ4-2-3-1とか4-4-2とか4-5-1のフォーメーション・システムでのやり方(それでないと難しい)じゃあないのかな。3トップのやり方っていうのは、根本的に違うんじゃないだろうか。3トップワイドの(ウイングの)選手が中に入り過ぎ(入ってきてばっかし)だし…どんどん入ってくるのはいいんだけど、ちょっと違ってんじゃないかな。
トップ下を置かないで、そのスペースを空けておいて、そこをいろんな選手が入ってきて使うというのは、現状の日本チーム(というか日本選手)にはやはり無理っぽ。本田圭佑が入ったら入りっぱなしだし、セントラルミッドフィルダー(「ボランチ」ではない)の選手もそのスペースの使い方がわかってない風。だから自然に、本田圭佑のトップ下で2トップみたいな形(状態)の時間がしばしばあった。これじゃあ、マンチェスター・ユナイテッドのトップ下のスペースの使い方に(ずっとずっと何年も何年も前から、マンUのその使い方にはいつも感心してるんだが)比べようもないよなぁ。
日本チームの(代表チームに限らない)最終ラインのフィード、パスは、これはサッカーファンの多くがいつも課題視してるとおり、能力・センスがないよなぁ。それがあらためてくっきり露見した格好。
ま、こういういろいろ考えたり考えさせられたりするのも深く楽しいことなんだけど。

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