宇佐美、バイエルンへ移籍秒読み??

「キリンカップ」のペルーVSチェコが今日行われるが、TBSが中継するんだね(BS-TBSで15:00よりライブ中継、地上波では深夜に録画放送)…7日の日本VSチェコを中継するためだからなんだけど、これはGJ。

2日ほど前からガンバ大阪の宇佐美のバイエルン・ミュンヘンへの移籍話が急に騒がれ始めているが、最初にリークしたのは読売新聞とスポーツ報知。ま、読売新聞社ってわけだ。読売新聞社はバイエルン・ミュンヘンと何か提携だかしてるんで「飛ばし」ではないよな、ってことで。
そのうち決まるでしょうが、バイエルン・ミュンヘンの現会長はカール・ハインツ・ルンメニゲ…1980年代に「ミスター・ヨーロッパ」と言われた選手。あ、Jリーグ草創期に浦和レッズにいたルンメニゲ(ミヒャエル・ルンメニゲ)ではない、あちらは弟。
そのルンメニゲ会長が、香川真司の活躍に驚いていたらしいこと、他にいい日本人選手はいないのかと真剣だったらしいこと等を聞くと、私らオジンからするとホェ~ってなる。あのルンメニゲにそう言ってもらってんだよ。
ルンメニゲは1975年1月にバイエルン・ミュンヘンが来日した時、この時のバイエルン・ミュンヘンはもちろんベッケンバウアーにゲルト・ミュラーに…という前年にワールドカップで優勝した西ドイツの主力が5人もいたのだが、新シーズンに入ってガク~ンと調子が悪く、ベッケンバウアーとゲルト・ミュラーは来日してくれたが相当選手を落としていたのだった。そこで起用されたのが、確か17歳(??)のルンメニゲで、身体のキレのないゲルト・ミュラーが2戦とも不発だったのを救いゴールをあげて本人も歓喜してた顔を思い出す。それが公式戦初ゴールだか何だかだったんでしょ。
ルンメニゲはバロンドール(ヨーロッパ最優秀選手)を2年連続受賞もしているが、ワールドカップでは1982年のスペイン大会、1986年のメキシコ大会とコンディションが悪く、期待どおりのパフォーマンスはできなかった。それでも、流れるような滑るような優雅なドリブルと柔らかいパスで、自分で作って(描いて)途中で人を使って(経由させて)自分で決めるという、これまた信じられないような(何が起こったのか、いつ決まったのかと)目を見開いてしまうような流れるような美しいゴールが幾つかあった。私はワールドカップで決めたルンメニゲのゴール、どれも大好きだね。そうそう、1982年大会でのフランスとのPK戦も、それまで見たこともないようなPKだったなぁ…軽々と何気なく、それまでの常識では思いつかないような(←当時の興奮と印象から脳内補正がかかっていると思いますが)カーブのかかった外から巻いて入るPKだったんだもん。

で、宇佐美の移籍だが、幾つかのスポーツ紙ではバイエルン・ミュンヘンの紹介の仕方がフットボール疎さが表れてて Boo! だったな。ドイツと言えばまずバイエルン・ミュンヘンであり、絶対的なドイツ最高峰のビッグクラブなのに、そこを知らない(わかってない)雰囲気がありあり。
宇佐美だが、バイエルンに行けることなんてめったにないことなんで是非行くべき。ただ、試合に出られるかどうかは大いに疑問。1~2年は途中出場とかちょこっと出場とか、そういうことになってしまうのは間違いない。そこでどんなパフォーマンスと結果を見せられるか。あとはドイツでは細貝が、浦和レッズからレヴァークーゼンに完全移籍してアウクスブルクへレンタルされているように(アウクスブルクも来シーズンは1部昇格だ)どっかにレンタルでプレーすること。しかしガンバ大阪からバイエルンへレンタル移籍だったら(買い取りオプション付きレンタルというのが今のところの情報だが)さらにその先へレンタルはできないので、これは不可能になってしまうのだが。本当は、買い取りオプション付きとはいえ「レンタル」ではなく、いきなり完全移籍が望ましいんだけどね。バイエルンとしては、そこは「まずお試し」ということでしかないのかな。

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