コパ・アメリカが開幕するし、来週末はユーロ開幕だし。

ヨーロッパへ遠征して、ユーロ開幕前の調整試合の相手を務めて「強化」と考えるより、国内で(当然ユーロ本大会出場は逃しているけれども、秋からのワールドカップ予選を見据えて)モチベーションの高い国を呼んで試合を行う方が有意義な選択と思ったが、夕方のボスニア・ヘルツェゴビナVSデンマークを見ていたら、日本の暑い6月の気候の中でよいパフォーマンスは難しいんじゃないかと。それなら…という気がしないでもなかったり。

昨夜のブルガリア戦は、まぁお祭り状態で結構だったんじゃないか。チームのベースは上がってんだろうと思うが、この試合じゃ、あんまりわからん。ブルガリアのメンバーは悪くなかったと思うが、あまりに準備不足だったか、日本のことを全然研究も分析もしてなかったか、という感じ。それでも、戦術的意図はそこかしこ見えたように思う。確かに次のフェーズへ進めているんだろう。それを確かめるには次の火曜日の試合を見てみないとね。ま、戦術的意図だけでなく、本田圭佑が居なかったことも関係あるんじゃないかと思うが、大きな展開からのゴールや、サイドチェンジからのゴールがあって、それは非常によかった。これは午前中に見た「なでしこ」も同じようなことで、大儀見が決めた2点めはサイドからのダイレクト(ワンタッチ)での中島のクロスに逆サイドから入ってきた大儀見がダイレクトで叩き込んだもので、これも宮間が居なかったことが関係あるんじゃないか。宮間のキックの精度はもちろん素晴らしく捨てがたいと思うが、例えば中島もかなりよい左右のキック能力を持っており、もうどっちを優先するかは明白なんじゃないかと。これまで澤や宮間がピッチに居た中での中島のプレーとは、たたずまいも違っていて、実に惜しいミドルも2本あったり、以前の中島は相当にいろんなタスク(あるいはカバー??)に追われてたんだろうな…という気がする。

話がそれたが、特に1点めの岡崎のヘッドは、柏木のタメとボールが実に素晴らしかった。柏木のプレーに思わず、うまい!!って言ってしまったくらいだ。2点めと3点めの、いずれも香川のゴールは、戦術的意図がよく見えたように思うんだが。サイドバックの高い位置でのビルドアップと、2列めサイド(昨日の試合で言えば小林悠と清武)が中に入ることでサイドバックにフリーでクロスを上げさせる(2点め)というような。もちろん、これまでもそういう狙いがなかったわけはないが、その達成度や精度をずっと向上させるための戦術、メソッドを明確に構築したような。。。

んで、今日からコパ・アメリカ(100周年記念の「コパ・アメリカ センテナリオ」)が開幕してしまい、、、なかなか見る方もタイヘンではある。これにユーロ(ヨーロッパ選手権)も開幕するんだぜ。

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