1998年4月1日@ソウルの市川大祐。

ザンクトパウリに移籍して、ここまでのトレーニングでクラブ、コーチングスタッフから好印象らしかった宮市だが、前十字をやってしまったようで。気の毒、残念。でも、なんでこうも何度も大きなケガしちゃいますかねぇ。

スカパーの日本代表アーカイブだが、先日のオンエアは1998年4月1日のソウルでの韓国戦だった。この試合は、2002年のワールドカップ日韓共催が決まった後、1997年5月に共催記念として東京で行われた試合(中田英寿が初召集されていきなりスタメン、Aマッチデビュー)のリマッチ。その間、約1年の間に1998年のワールドカップ・アジア最終予選でもホームとアウェイで戦っており、1998年に入ってからもダイナスティカップ(来月上旬の東アジアカップの前身)で横浜で戦っており、そういう流れでの一戦。
試合のリザルトはともかく、酷いピッチと雨で、その中でも日本チームはパス回しをやってるという、、、まぁそれもそんなに酷いわけでもない(続かないけど)という感じ。メディアはおそらく押されっぱなしみたいな論調でこの試合を伝えただろうが、そうでもないよ。一見した感じで安易に語ってはイカンだろう、、、今でもそうだが。この頃から既に、中盤のパスワークは日本が上回っている。それを韓国側も認識しているというか、そういう戦い方になってきつつある。それが見てとれる。

で、この試合に17歳で初召集されてスタメン、フル出場したのが右サイドバックの市川大祐。臆することなく、なかなかいいパフォーマンス。あらめて今回この試合を見て、一番楽しませていただきましたよ、市川のパフォーマンス。攻守両面でまだ甘いというか粗削りの部分は多いけれども(そんなのは当然)細身の身体でボディコンタクトにも奮闘してるし、試合序盤に早々にオーバーラップして相手ディフェンスラインの裏に浮き玉のボールを出したり(中田英寿が胸トラップから反転シュートしたが外れる…)非凡なものを十分感じさせられた。当時の岡田監督は、どうだったんだろう…フルタイム使うつもりだったんだろうか。もしかしたら、行けるところまでっていう感じだったのかもしれないが、ケガ人も出て交替カードを使わざるをえなかったこともあったりしたので、結局フルタイムのプレーになってしまったのかもしれないが(この試合の召集メンバーの問題もあっただろうし)でも市川のこの日のパフォーマンスからして、やらせてみようっていう思考判断が生まれてきたんではないかと推察するんだが。
市川は、1998年のワールドカップの最終メンバーには入らなかったが、2002年のワールドカップでは結構間近になってからメンバー入りし、主に攻撃のオプションとして活躍。その後はコンディション不良が多くて真価を発揮するには至らなかった印象があるが(代表キャップ数も調べてみたら10だった)彼のいいパフォーマンスの他の試合をもう一度見てみたいと思う。

こんな動画が見ることができる。
http://sports.yahoo.co.jp/video/player/21672 (スポーツナビ「J過去動画】市川大祐の驚くほど鋭いレーザーミドル」)

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