昨日のテストマッチ…ハリルホジッチ監督の初戦。

後半途中から、本田と香川の同時2枚を投入、さらに岡崎と宇佐美の2枚を同時に投入して(宇佐美はともかく)お馴染みのアタッカー陣で2ゴールと、まぁ各方面ご満足なコンテンツになったんではないだろうか。

スターターを見ると、J2でもまだあまりパフォーマンスがよいとは言えない山口蛍を起用したのには意外だったが、川又と永井の2人の同時起用、槙野を4バックのセンターバックで使ったのもちょっと予想外だった。中盤前めに清武のスタメン起用も、まぁ予想外かもしれないが大分は出身地だしな。藤春の左サイドバックは、特に意外でもなかったけど…31日の東京では太田宏介だろ。
永井については、もっとやれると思うが、名古屋グランパスでは3トップ左なんで、右は勝手が違ったかもしれない。ただ、持ち味は出せなかったな。アクセントになりうるアタッカーなんで、まぁ元々からして技術的に高い選手ではないが、それでも近年上手くなったけれども、もっともっと向上させてもらわないといかんですね…まさに岡崎のように。そこのことがよくわかった。川又も同様。もうちょっと試してあげないといけないだろう。

ぶっちゃけ前半は停滞感はあり。清武が攻撃を引っ張らないといけないんだが、あまり有機的には、そういうプレーが見られなかったのが残念。もっとも、相手のチュニジアが清武をマンマークみたいに警戒していたが、あれって、もしかして香川と間違えてなのかね(笑)
戦術的には、縦に速い仕掛けの指示があったようで、それもサイドチェンジは基本的に使わず、同サイドで(バックパスしての作り直しや展開は極力選択しないで)縦への仕掛けに積極的にチャレンジするように、、、とでも指示されてたんではないかと。

本田と香川の2人が入って、いきなりボールが回り始めた…と形容した人が居たが、まぁそうかもしれんね。ステージが1つ上の感は確かにあった。それと岡崎だな。岡崎はなんだかんだと言って素晴らしい成長度だろう。しかし、この3人が相変わらずチームを引っ張るようでは、次のワールドカップもダメっすよ。
あと、長旅でやって来てるチュニジアに対して、前半からまぁ一定振り回して、落ちてきたところに、本田、香川、岡崎投入して勝つなんて策士…とかいう意見もあるが、確かに試合終盤はチュニジアも動けなくなるだろうが、そこまで言っちゃぁ、うがち過ぎってもんだろう。とはいえ、テストマッチ(親善試合)で6人も交替枠がある試合であることも全く事実。そこで2枚も3枚も交替させてからのゴールでは、ナンですな。昨年のワールドカップ直前のテストマッチでも、そういう経過で派手な逆転勝ちとかしてメディアやら一部がホルホルしてたけど、実際には(公式戦では)そこまで選手を替えられるわけがない、、、という経験を、我々はしているわけだし。そもそも、前半のメンバーで1ゴールくらいは何とかしないとな。あるいは最低でも、決定的なゴールチャンスが2つ3つは…それがチームとしての崩しや形でなくて個人技や個人能力によるものでも、、、っていう。そういう風にならないと。そうなってこそ、クラスアップですよ。

最後にはケガ明けでJリーグでもまだプレーしていない今野と、内田篤人までピッチインさせておりましたな。内田篤人は最後まで居ないで、シャルケに戻った方がいいんじゃないのかね。
31日のスタメンが、また楽しみだな。

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