保有権の共同保有って別に珍しくもないが、確かに日本人選手については初めてケースかな。

ポルトガルのポルティモネンセからカタールのアル・ドゥハイルへ1月(冬のウインドウ)で移籍した中島翔哉だが、2018-19シーズンが終わるや否や、また移籍の噂が持ち上がり、中でもポルトガルの名門であるポルトが獲得…という情報が早くから駆け巡り、途中経過では代理人がヘソを曲げた(ので破談??)という噂もあったりしつつ、結局は無事(?)ポルト移籍が成立した。
ポルトはアル・ドゥハイルへ1200万ユーロを支払って、中島の保有権の50%を持つ(アル・ドゥハイルと50%ずつ保有)ということらしい。
こういう共同保有って別に珍しくもないと思うんだが、フットボール・フリークの方々の中には割と「?」マークが出ていたりしたので、ちょっと意外だったりした。南米の選手には(ラテン系の選手には)結構ある話では。

で、アル・ドゥハイルは1月に中島の獲得に3500万ユーロだとかをポルティモネンセに支払ったという話なので、それが本当だとすると、アル・ドゥハイルは随分損をするディールのような気もするが、ポルトは中島の移籍金を8000万ユーロに設定したというが(ポルトと中島は2024年6月までの5年契約)それが本当なら中島がポルトから他のクラブへ移籍する場合はアル・ドゥハイルも大きな利益を手にする…という説もあるが、それはどうだろう。つまり、24歳の中島がポルト以外のビッグクラブへ移籍する可能性がそんなに有るとは思えないので。もちろん、ポルトで20ゴールくらいあげるくらい超活躍すれば無くはないけれども。
となると、アル・ドゥハイルがポルティモネンセに支払ったという移籍金額(3500万ユーロ)はともかくとして、今回のアル・ドゥハイル半年経由ポルト行きというのは、結構多くのフットボール・フリークの方が推理しているように、最初からのシナリオだったんではないかという気がしてくる。
多分きっとそうなんだろう。
1月の段階で中島にはイングランド・プレミアリーグのクラブからもオファーがあったようで、その獲得提示額はもはやポルトの支払い能力を超えているので、一旦アル・ドゥハイルに獲得させ、そしてポルトが支払い可能な1200万ユーロで共同保有にした、と。アル・ドゥハイルがポルティモネンセに支払った移籍金額も、アル・ドゥハイルから他のクラブへ引き抜かれないゾーンの額にしたんじゃないか(もしかすると実際はそこまでの額じゃなかったりしたんじゃないか…)と。
さらには中島は1月のアジアカップに出場予定だったが、ケガということにして不出場にさせてカタールの優勝を後押しした…という推理まであるが、さすがにそれはわからん。ただ、そういうビッグディールというか壮大なシナリオが背景にあったからしてケガが心配されるアジアカップには出場させなかった…ということは十分にありえる。

ちなみに、中島の代理人はJリーグでもお馴染みのテオだ。
ま、なんにしても、こうして我々も国際経験を味わい、グルーバルなフットボールの世界を知っていくんっすね、、、ってところだろうか。

そんな中島のポルト入りだが、ブライミが付けていた「8」を与えられたそうで。そりゃやっぱり期待は大きいんだろう。だって、あわよくば8000万ユーロか、それに近い額で中島がさらに売れれば、ポルトもアル・ドゥハイルも、もっとニコニコになれるしな。

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