
Kimono Master 山龍
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プラチナ糸で織った生地で作られたバッグ。ご予算のある方は、草履も買っておけば、完璧ですね。
アップで見ると、微妙な織り方の違いがよくわかる。色の濃いところが、プラチナ箔を和紙に貼って裁断したままのものを織り込んだ部分。
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山龍オススメのプラチナ糸で織った生地のバッグは、お値段にして10万円ちょっと。その存在感と、パーティ会場での演出効果を考えれば、決して高くはない。しかも、プラチナ糸にする前の、和紙に貼って裁断した状態のままのものを織った部分とと、糸にしたものを織った部分を組み合わせることによって、織り地に何ともいえない表情がある、かなりの優れものである。メッキなどではとうてい出せない、織物故の陰影が目を惹く。
「アクセントとして、アットランダムに横糸に一段金糸を入れることで、メリハリをつけてあんねん」
倍率のものすごく高い虫眼鏡で見なければわからないような技で織ってあるこの技術こそが、日本独特の織物ならではの素晴らしさ。プラチナ製だからということではなく、金属を糸にし、それが織物となっているところにこそ、注目したい。
「もっと専門的なことをいうと、着物地が3.3センチの間に横糸が40本、帯で60本なのに対して、120本入ってんねん。それだけビシッと隙間なく糸が詰まってるから、汚れが隙間に入らない。だから、コーヒーこぼしても、拭けば大丈夫」
糸とはいえ、表面に露出している部分は金属100%なのだから、丈夫なのである。
プラチナ糸の綴れ織りに込められた和の技と、幾重にも重なった糸から生まれる、上質の輝き、気品。受け売りながら、「プラチナ糸ってね……」と、未知なる話題を提供できるおまけも付いて、プラチナ糸織りのパーティバッグは威力絶大。
さあ、みなさん! 和の輝きを纏って、いざパーティへGO!
(2007.12.13)
忘年会にクリスマス・パーティ、新年会と、宴会&パーティが目白押しの季節となった。リッツカールトン、ペニンシュラと、高級ホテルが軒並みオープンした今年は、華やかなレセプションやパーティの招待状があちこちで飛び交い、気分が高揚する機会が何かと多い。