髪を切りました。
ダイエット終了後、痩せた体にバッサリショートヘアで大変身! というのを目指し、再び伸ばしていたのだけれど、あまりの暑苦しさに、思わず「痩せた体」の部分を無視して切ってしまった。かなり大量に切ったので、多少体重も減るかと思ったけど、まったく変化しなかった。当たり前ですね。

私は昔からショートヘアのほうが評判がよく、長く伸ばしても自分で結ったりするのが苦手なので、ショートにしていることが多い。しかし、昔は月に1回必ずカットをしに美容院に通っていたのだが、ここ数年は2〜3か月に一度しか行かず、しかも無造作に伸ばしていることが多かった。

それはつまり、「自分に構わなくなった」ということで、思えば美容院にあまり行かなくなったのと、太り始めた時期は重なるような気がする。洋服を買わなくなったのも、髪を切らなくなったのも、すべてはこの「自分に構わない」というのが理由であるように思う。そういえば「太っていた頃」は、アクセサリーもあまりしかなった。

そして自分に構わなくなった結果が、身長155cmにして66kgという恐ろしい体型を生み出したのだ。そして太り始めると、おしゃれなんてしても意味がなくなり、さらに自分に構わなくなる。当時はあまり外出する機会もなかったので、構わなくなった理由はそういうところにもあったと思う。太ったのが先か、構わなくなったのが先かというのは、鶏と卵の関係のように因果が深い。

そういう数年間を送っていた私が、2年ほど前にこの連載を始めると、あっという間に(?)体重が落ちた。最近、ほとんど体重に変化がないので忘れていたが、今の私は、マックスに太っていた頃に比べると15kgも痩せているのである。

15kgと言えば、1歳児くらいの体重である。未婚の私が、常に1歳児を抱いて歩いていたと思えば、当時の疲れやすさ、やる気のなさも、極自然のことのように感じる。体重が減ってみると、だらしがなく着ていたブカブカのジーパンを履くのは憚れるし、ボサボサに伸びた髪も、すっきりキレイにしたい。どうせお気に入りの服を着るなら、アクセサリーもちゃんと付けよう、靴も素敵なものを履こう…と気持ちはポジティブに変化する。

Before
After
考えてみると、太っていた頃は美容院の鏡に映し出される丸々と太った醜い顔を、長時間見ているということにも耐えられなかった。そしてすっきりとカットされたヘアに対して、やはり丸々としたままの顔を前からも横からも後ろからさえ見せられるというのは、一種の苦行に等しかったように思う。

今だって本来求めている顔型からすれば「丸々」であることには変わりないのだが、どれ程伸ばしてみてもくっきりとわかる二重顎をさらしていた頃に比べれば、数倍「見られる」顔型である。

今回、髪を切った後、美容師さんは「みかんさんって、本当に顔が小さいんですね」と何回も言ってくれた。「ショートカットが似合う」とも言ってくれた。そして最後に、「これで痩せたら、本当に小顔で可愛いと思いますよ」
と言われた。

前半はお世辞が半分、後半は本音といったところだろうが、お世辞を真に受けて、「可愛い小顔を目指してやる!」と、前後左右の鏡に映る自分に言い聞かせた私だった。