900年〜1350年ネイティブアメリカンが、そのレッドロックの岩壁に数々の住居を造り(パラキ、ホナキの遺跡に見られる)農作業を中心とした生活で、バスケット、陶器、ジュエリーなどを作っていたという。そのため、セドナにはネイティブアメリカンの文化に親しめるギャラリーや、ジュエリーショップが数多くある。そんなギャラリー、ショップその他レストランも含めセドナの印象は、出かける前に持っていた私のイメージと、かなりのギャップがあった。
「ネイティブアメリカンが神聖な地と崇め、不思議なエネルギー持つセドナ」に、私はかってに「赤い岩に囲まれた素朴な町」のイメージを持ってしまっていたのだ。ところが、セドナの町はとても洗練されたおしゃれな町だっだ。その一方で、回りの山々にはアウトドアが満喫できる、すばらしいハイキングコースがたくさんあった。
セドナの山々が赤い理由は、地質に鉄分を多く含んでいるからで、そのため磁気エネルギーが高い。その大自然からのエネルギーで癒され、精神エネルギーを高めることを目的に、セドナを訪れる人達も多いと聞く。サイキック(超能力)を持ち、ヒ−リング、マッサージ、タロット占いなどをする人達も、ここに多く集まっている。
私は日本で、そういったサイキックの人達のカウンセリングを受けたことはない。だが、この町で体験するのもおもしろいと思い、私もあるサイキックの方を紹介していただくことにした。もったいぶるわけではないが、私はそういうことに関して経験のない人達に、先入観念を与えたくないと思う。また、そういうものは自分で感じ取るものだと思っているので、私の感想をここに書くのは、控えさせていただくけれど……。
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セドナの周辺には、おしゃれなリゾート、素晴らしいハイキングコースや渓谷、レクレーション施設などがある。
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“レッドロックカントリー”、セドナの市内。写真正面に見える岩山は、魚のひれのように見えることから、ザ・フィン(The Fin)と呼ばれている。
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