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第192日 

今日もご多分に漏れずサヨナラをいいに、2人の韓国人の友人が家に来てくれた。彼らは、俺にとってスペシャルな友人なのだが、なんとプレゼントをくれた。まったく予期していなかったことで、本当に嬉しかった。

前に韓国人は結構リッチな人が多いと書いたが、彼らはその枠に当てはまるわけでもなく、2人のうち1人は語学学校を辞めてからパートタイムで働いて、こっちでの生計を立てているくらい、生活することで精一杯な連中だ。しかし・・・そんな彼らが、わざわざただ日本に帰る俺にプレゼントをくれたのだ。正直、涙が出そうになった。

こんなことをしてくれる人がいることなんて想像もしてなかったし、俺が彼らにしてあげたことなど何もないのだ。プレゼントひとつでここまで喜ぶなんて、単純といえば単純だが、こんなに単純に何かに喜ぶこともそうない。素直に、嬉しくてたまらない。

彼らはいってくれた。俺は何もしてないと思っているだろうけど、俺の言葉が彼らにとって意味があったと。こんな褒め言葉をもらって、嬉しくない人はいないだろう。今となっては何もできないけど、彼らと出会えたことを俺もとても嬉しく思う。

出会いというのは素晴らしい。別れというのは寂しい。でも、ここへ来てよかったと心から思える瞬間が、今日はあった。

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