この企画も開始して4回目ですが、今回は数ヶ月ちょっと更新に時間がかかり、ようやくUPデート。更新する間、アメリカのテロ事件等があったり、報復のアフガン爆撃が続いたり、北部同盟のカブール制圧があったり、パレスチナ問題が再燃し、イスラエルで連続爆破テロがあったり、報復爆撃があったり…。
さまざまな国際的な動きが気になり、ついつい私の筆も滞ってしまいました。まあしかし、キブツ体験を思い出しながら、
ビセイデル! ビセイデル!
(ビセイデルはヘブライ語で、直訳するとOKの意)
まあなんとかなるさ! と気を取り直して、キブツ・ライフ報告を再開いたしました。
さて、今回はキブツのワーキングライフですが、到着翌々日、さっそく始めた仕事では、当初、いちばん心配した言葉の問題はあっけなくクリア。言葉がカンタンだったというより、仕事が簡単すぎたので見様見真似で十分でした。しかし、海外生活初心者にとっては、この環境だけでも英会話の練習にとてもグッド。
私の場合、最初の定職となったのは手とシャべルとスコップを使ってアボガド苗の周辺の草むしりをするだけの仕事でしたが、他のボランティアが任される仕事も職場こそ違えど大差なし。簡単すぎる仕事が中心だった。
はじめはもっと知的な仕事もできるのかと期待していたので、「な〜んだ!」と、ちょっとがっかりもしたけど、冷静に考えると、言葉はしどろもどろの突然やってきた外国人に重要な仕事など任せるところなどあるはずがない。ボランティアというと海外青年協力隊のような技術援助のイメージもあるが、とんでもない。キブツのボランティアはただの労働力援助。たんにアルバイト労働のようなもの。
職場はどんなものがあるかというと種々様々。オレンジやリンゴなどの果実園に牛舎、鶏舎、羊舎、工場、ダイニングルーム、子供の家や洗濯衣料庫等など。それぞれの場所で掃除など雑用をあれこれ。時にはチョット(実はすご〜く)退屈な仕事もあり。ただ、どこの仕事も一定期間を経れば自分の希望で移動することもOK。だからまずはいろいろ経験してみるべし。