いよいよチャンピオンズリーグ・ファイナル!
2年前と同じ対戦で死闘の再現なるか?

ヨーロッパのフットボール・シーンもいよいよ大詰め。

5月23日はヨーロッパ・チャンピオンズリーグのファイナルが行われますね

また、24日の早朝から起き出してTV観戦する覚悟を決めているオイラです(ただ、23日はアジア・チャンピオンズリーグのグループリーグ最終戦があるのでね。浦和レッズのグループリーグ突破がかかっているわけで)。

セミファイナルでは、マンチェスター・ユナイテッドをACミランが止められるか? という点に焦点が集まったけど、マンUが行っちゃうのかなぁ…という感じだったんだよね。

国内リーグ(イングランド・プレミアリーグ)での勢いを見てればね。ルーニーは絶好調モードになってきていたし。このままマンUに行かせたくないなぁ、というのが私の本音でしたね。

マンUのホームでの第1戦は、先制されたミランがカカのスーパーゴール2発で逆転したのに、案の定、ルーニーの超絶ゴールで土壇場でマンUの勝ち。決勝ゴール、ありゃ凄いよ。ボールに追いつきざま、強烈なシュートをゴールに突き刺すんだもん。魂こもってるよね。

で、第2戦…ミランの快勝だったね。国内リーグ(セリエA)を含めて、ミランは今シーズンでいちばんの出来だったんじゃないの? 先制ゴールはやはりカカ。バロンドール(ヨーロッパ最終優秀選手)がカカに行くのか、見ものだね。

でもね、私が目を引かれたのはセードルフなんですよ。第1戦でもね。

セードルフ、実はこれまでに3度もビッグイヤー(ヨーロッパ・チャンピオンズリーグの優勝カップ)を手にしている。しかもすべて異なるチームで(1994-95シーズンにオランダのアヤックスで、1997-98シーズンにスペインのレアル・マドリッドで、2002-03シーズンにイタリアのACミランで)。はぁ〜。

かつてはオランダ代表でも10番を背負い、天才ともてはやされたセードルフだが、実は記録をたどると凄いのだけど、印象としてはなんかパッとした足跡を残していないし、いつの間にか良い選手だけどね…という感じに成り下がってきた。でも、いつの間にやらヨーロッパ・チャンピオンズリーグでは3度も優勝していたわけ。

セードルフ、良い時には凄いイイんだよね。でも、ムラがある。

中田英寿がイタリアで活躍してた頃は、良い時ではないセードルフよりも中田のほうが上なんじゃないか…ムラが少ない中田のほうが総合的には上に行ける可能性だってあるぞ…なんて言ってたものだ。

何か似てるよね、プレースタイルというよりも、何かチームの中の存在が。どちらも攻撃的ミッドフィルダーで、シャドーストライカーとして猛威を振るうまでではないが、時たま凄いいいゴールを決める…とか、ファンタジスタではないよね…とか、監督によっては気の利く選手だから使いたいけど、使う場所に困って中盤の低い位置に置かれたりサイド(中盤ワイド)に置かれたり…とか。

マンUとの第2戦での2点めのゴール、ありゃ凄い(あの2点めで決まったね)。

チャンピオンズリーグになると、ああいうのをやってくれちゃう。で、23日のファイナルでも、チャンピオンズリーグ男の本領を発揮するのか、実はそこが見所だったりして。

ファイナルのカードは2年前と同じ、ミランとリバプール。2年前は前半でミランが3ゴール奪ってしまい、後半にリバプールが猛烈に追い上げてPK戦にもつれ込み、PK戦でリバプールの優勝となったのだった(私、PK戦は嫌いです。特にファイナルの。両方優勝にすべきではないかな)。

さて、今回はどうなる??

ところで、前回は5月3日のJ1リーグの観客動員について書きましたが、あれは調べてみたら1節あたりの動員としては史上4番めらしい。

史上最高の動員は、2006年5月6・7日の254,578人(1試合平均28,286人)みたいですね。

前回は横浜F・マリノスの「鬼プレス」を驚き賞賛しつつも、「いつまで続くのかいな?」と思っていたら、案の定、ゴールデンウイークまでの数試合限定だったみたいね。

見てて面白いのはヴァンフォーレ甲府かな

ボールを持つと、近くにどんどん味方が湧くように寄って来るし、ボールホルダーの周囲を目まぐるしくポジションチャンジして、速いショートパスを繋いで相手ゴールに迫って行く。見てて面白いよ。ショートパスだけでなく、サイドチャンジも織り交ぜるのが私好み。

ヴァンフォーレ甲府は確かにネームのある選手はいないし、個人で局面を打開できる選手はいないかもしれないし、戦績もパッとはしてない。今シーズンもJ1に残留できるかどうか、という辺りだろう。

でもね、日本人選手だけでこういうポゼッションサッカー、速いパス回しとイマジネーション豊富な動き・連動性は本当に面白い。

まぁ、一度ご覧になって下さい。残留が目標のチームでも、こうした魅力的で興味深いフットボールを見せてくれるチームがあるのさ。そういうチームが出てきているのも、Jリーグの成熟の一端ではあるでしょう。

ま、それだけ流動的に動き回ってボールに寄って来るので、一度ボールを奪われて大きく展開されると、たちまちピンチになるけどね…そのへんはご愛嬌かな。でも、ここのところ何試合も観てるけど、強豪チーム相手でもポゼッションでは上回っているからね。

アジアフットサル選手権…。

アジアでは絶対王者のイランの連覇を、前回大会で遂に阻止したフットサル日本代表。
前回大会に触れた過去記事はこちら >>

連覇を狙った今大会は、実は日本開催だったのだ。みんな知らなかった…よね。そうだよね…大阪で開催されてたんだけどね。観客数も最終日(ファイナル)以外は少なかったらしいね。日本でのフットサル文化(一般人気?)は、まだその程度ということか? フットサル人口は既に200万人を優に超えているというのにね。

日本代表はファイナルには進んだのだけれども、イランにリベンジを食らってしまいました。勝ち進むにつれて勢いが段々なくなってきていたようだったので、心配してたんだよ…残念。

今年9月からはフットサルの全国リーグ「Fリーグ」が始まる。
http://www.fleague.jp/

これからかな、本当に世界にチャンレンジする日本のフットサルが本格的に始まるのは。2016年のフットサル・ワールドカップの日本開催に名乗りを挙げるみたいだし。(2007/5/23)