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オーストラリアとクロアチアのテストマッチをcheck & check!!! |
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ワールドカップで、日本チームがグループリーグを突破するために重要なのが初戦のオーストラリア戦、そして第2戦のクロアチア戦であることは間違いありません。
今週、この2チームのテストマッチが行われましたので、私もTV映像で早速“偵察”しました。
まず、オーストリア(オーストラリアじゃないよ。)に乗り込んだクロアチアのほうから。
アウェイにもかかわらず、オーストリアを圧倒して4-1の勝利をおさめたクロアチアについて、「やはり強敵」との論調がメディアやネットに出回っています。オーストリアは、今回のワールドカップ出場は逃したものの、2008年のヨーロッパ選手権をスイスと共同開催するし、強化に本腰を入れてきているはずなので、私もそのオーストリアのホームで4-1はウムム…と思ったんですが。。。
そうでもない!
確かにクロアチアの完成度は高いと思う。まず、オーストリアは若い選手を多く起用していて、全然組織的なプレーができていなかった。この相手なら、どこでも結構ゴールをあげちゃうだろうな、というのが1点。
ま、フットボールのパフォーマンスは相対的なものなので、この試合でのクロアチアがベストパフォーマンスとは思えないし、確かに完成度の高いスキのないフットボールのようだけど、別に怖くないな、というのが2点め。
それでももちろん、伝統的に各選手のテクニックとスキルは高いので、それに負けないことが肝心。でも、ブラジルの選手のように超絶技巧というほどではないし、スピードもそんなにあるとは思えない。日本選手たちは充分イケるはずです。
ただし、伝統の香りプンプンするフットボールなので、ツボを心得た試合運びと勝負センスにヤラれないことです。ついこの前の日本代表の国内最終テストマッチ2連戦(ブルガリア戦・スコットランド戦)でも、ヨーロッパの伝統の香りに溢れた相手に思い通りのパフォーマンスを発揮できなかったよね。それが心配。
あと、クロアチアのフォワードのクラスニッチには、これは要注意。
ドイツのブンデスリーガでも活躍している選手でディフェンス1人では抑え切れないだろうから、どのように連携で封じ込めるか。
続いてオーストラリア。
こちらはホームに、2004年ヨーロッパ選手権のチャンピオンのギリシアを迎えての国内最終テストマッチ。ギリシアは、昨年6月のドイツでのコンフェデレーションズカップで、日本が1-0で勝利した相手です。
結果は1-0でオーストラリアの勝ち。大柄なオーストラリの選手たちの、パワーあるミドルレンジからのシュートには要注意だが、サイドからの放り込みよりも結構足元にショートパスを繋いでくるので、この試合でのオーストラリアのパフォーマンスなら、日本選手も対処しやすいのでは。もっとも、本番じゃ何やってくるかわかんないけど。
あと、足元の技術は高くない。充分ボールを奪うことができるでしょう。
こっちも要注意はフォワードのビドゥカ。1トップ気味で、このビドゥカにボールが入ると両サイドから中盤からガンガン押し上げてくる模様。ビドゥカもイングランド・プレミアリーグで長い期間にわたって実績残してきた選手。何とか封じ込めたい。
この程度の相手なら勝てるゾ。
というか、この程度の相手に勝たなきゃ、当たり前にグループリーグは突破できない。オーストラリアも、初戦の日本戦が最重要と位置づけてくることは明らかなので、6月12日は「決戦」になりますね。
ところで、アジアフットサル選手権が開催中だったの知ってた?
アジアのフットサルはイランが長らく絶対の王者。何しろ実に7連覇中(アジアフットサル選手権は毎年開催)だったのであった。しかも、日本は2001年から5年続けてファイナルで対戦しており、いつもイランの優勝を許してきたのです。
そのイランを日本はセミファイナルで破り8連覇を阻止。これは歴史的快挙。そしてファイナルも、ホストカントリーのウズベキスタンを撃破して初優勝。ファイナルの相手が地元なのでちょっと嫌な感じもしていたけど、キッチリとアジアの新チャンピオンになってくれました。
フットサル場の空きがなっかなかない状態が続いているくらい、実は相当何年も前からフットサルは隠れた人気スポーツ。ようやくあちこちにフットサル場が増えてきて、ますますフットサルは盛んになっていくかもね。(2006/5/28)
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