唇の手入れは、肌に比べて手薄になっているようです。でも唇は、顔の他の部分に比べて皮膚の角質層が薄いため、水分を保持する力が弱く、皮脂の分泌もされないので、乾燥によるトラブルを起こしがちです。また、食べたり飲んだり、生活の中での刺激を受けやすい場所なので、顔の肌と同じか、またはそれ以上に意識的にケアをしてあげることが大切です。唇を荒らさないようにするためには、ふだんから以下のことに気をつけましょう。
(1)唇を舐めてはいけません
唇が荒れた場合、つい舐めてしまう人もいるようです。ですが、水分で濡れた唇が乾く時は、唇の皮膚に含まれている、もともとあった水分まで奪っていくので、乾燥がますます進んでしまいます。
(2)絶対に皮をはがしてはいけません
唇が乾燥して皮膚がめくれても、絶対に皮をはがしてはいけません。せっかく新しく作られた角質層まで一緒にはがれてしまう可能性があり、回復はどんどん遅れます。皮がめくれたら、リップクリームで抑え、それ以上乾燥するのを防ぎましょう。
(3)口紅を落とすときに、強くこすってはいけません
口紅をとるときにペーパーでゴシゴシこする人がいますが、これは唇が荒れる大きな原因のひとつです。唇をコットンで抑え、溝に入り込んだ汚れを浮かせてから、力をいれずに拭き取るのがポイントです。唇の皮膚はとても薄くデリケートなので、成分と素材にこだわって肌に優しいクレンジング剤を選びましょう。
(4)お風呂上りにしっかり唇をケア
入浴後、皆さんお肌の乾燥を防ぐために化粧水や美容液を使っても、唇の手入れを忘れる人は多いようです。入浴後は唇の保湿も意識し、必ずリップクリームで余分な水分が蒸発するのを防ぎましょう。湯上がり直後、唇が乾燥しはじめる前に塗るのがコツです。
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