皮膚の老化は、意外に早く始まります。実はお肌の曲がり角は25歳ではなく、身体の成長が落ち着く17歳〜18歳です。たぶん皆さんが考えているより、かなり早いのではないでしょうか。
皮膚は身体の成長とともに16歳くらいまでは新しくなりますが、その後は皮膚表面の細胞である表皮(垢になって落ちる皮膚)が生まれ変わるだけで、皮膚の土台ともいうべき真皮は、成長を止めて二度と生まれ変わらないからです。
このため、皮膚の「老化対策」は若いうちから始めるのが理想的です。では25歳を過ぎたら手遅れ? と思われる方もいらっしゃるかもしれません。でも決してそんなことはなく、何歳からスタートしても老化対策は効果があるものです。
つまり、何もせずにほうっておくと、老化を早める結果は否定できず、少しでも早く対策を施したほうが、肌の美しさの寿命は延びる……ということなのです。
老化のメカニズムは、修復できない遺伝子の変異が細胞に蓄積していくという説や、「若さを保つ遺伝子」が壊れることが原因……など、さまざまな説があります。病気は、治せる可能性がありますが、老化は直せない障害と言う専門家もいます。私たちは誰でもが「老いる」ことは逃げられません。ですが、努力をすることで老化を遅らせることは、充分に可能です。 |